PREVIEW

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 YBCルヴァンカップのG大阪戦は、リーグ戦から大きくメンバーを入れ替えたが、3-1で勝利した。チームの底力を見せ、グループステージ1位突破を決めた。

 この結果には、レネ監督も満足感を示す。「グループステージ突破が決まっていたとはいえ、勝利できたことは嬉しい」と話し、「選手を入れ替えた中で、ボールを持っているときと持っていないときの両面で、彼らは良いパフォーマンスを示してくれた」と、ここまで出場機会が限られていた選手たちへの賛辞を述べた。

 しかし、選手たちは一人も満足していなかった。それぞれ、手応えを感じる部分を語りながらも、必ず課題を口にした。久々のスタメンとなった舩橋は、「ゴールやアシストでチームに貢献できれば、さらに良かった」と悔しさを語れば、プロデビューを飾った溝口も「まだスタートラインに立っただけ。普段の練習からレベルの高い環境でこれからも自分を高めたい」と、話す。そして、キャプテンの土居は「勝利したけれど、課題はある。そして、これからリーグ戦もルヴァンカップも続いていく。しっかりとみんなで良い準備をしていきたい」と、次の試合を見据えた。浮かれる様子は一切ない。これから続く連戦に向けて、選手全員が良い緊張感を保ち、貪欲に結果を求めている。

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 そんな良い競争意識が生まれた中で、次はリーグ戦へ戻る。戦いの舞台は埼玉スタジアム2002。幾多もの激闘が繰り広げられてきたこの地で、若いチームがまた1つ勝利を掴めば、さらに自信を深めることができるだろう。リーグタイトル奪還に向けて、非常に大きな意味を持つ一戦だ。

 しかし、浦和とのアウェイゲームは、いつも苦闘を強いられる。現在、埼スタでは2連敗中。今回も非常に難しい戦いとなるだろう。

 勝ち切るためには、背番号12の後押しが必要不可欠だ。スタジアムに来られなくとも、気持ちを一つに、ともに戦って欲しい。選手たちは、すべてのサポーターの気持ちを背負って、必ず勝利のために全力を尽くす。

 アントラーズを愛する者の心は一つ。浦和に勝つ。タイトル奪還のために、必ず勝ち点3を掴み取ろう。

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