PREVIEW

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 アウェイ広島戦は、0-3と悔しい結果に終わった。長いシーズンを過ごせば、うまくいかない試合もある。我々はまだまだ若い、成長過程のチーム。選手たちは反省点を胸に刻みながらも、2日間のオフで気持ちを切り替え、再び目の前の戦いへ準備を進めた。

 次の対戦相手である札幌は、前節終了時点で暫定9位と中位に位置している。ただ、今季ここまでリーグ戦での敗戦は、わずか1試合のみ。その1敗を喫した第7節鳥栖戦での5失点を除けば、11試合で6失点と、守備の安定が光っている。直近の京都戦でも、しぶとく1-0で完封勝利し、5試合連続無失点を達成。J1でのクラブ記録を更新した。オールコートマンツーマンとも呼ばれる札幌の激しい対人守備は、どの試合でも相手チームを苦しめている。

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 そんな札幌に勝つためには、判断の速度と精度、そして、球際の攻防で上回ることが必要だ。立ち上がりから高い強度でプレーを続け、熱量で圧倒しなければいけない。相手を上回る高いテンションで試合に入ることが、勝敗を左右するキーポイントとなるだろう。

 そのためには、背番号12の後押しが必要になってくる。直近のホームゲーム、磐田戦では、試合前から最高の雰囲気に包まれた。チームバスがスタジアムに到着すると、沿道はアントラーズレッドに染まり、フラッグが振られ、力強い拍手が贈られた。勝利の喜びを分かち合うために、ここに来た。そんな情熱が選手たちの心を震わし、前半の磐田を圧倒した戦いぶりに繋がった。難しい相手に勝つためには、アントラーズファミリーが一丸となって戦わなくてはならない。

 聖地に詰めかける者の思いは一つ。すべては勝利のために。ともに戦おう。

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