直近のアウェイC大阪戦は3-0で勝利し、記念すべきリーグ通算1,000試合目に華を添えた。またこの結果、第10節終了時点の首位に浮上。選手たちはさらに自信を深め、チーム全体の雰囲気も極めて良好だ。レネ監督も次のように語る。
「結果が伴っていかなければ、選手たちから信頼をしてもらうことができない。現在は、結果が伴ってきているということもあり、非常に良い状態にある。今日は先制点が大事になると、試合前に選手たちに伝えた。2度のチャンスでゴールを決めることができたので、良かったと感じている」
しかし、我々はまだ何も成し遂げていない。レネ監督も「次も同じことができるようにしていかなければいけない。チームとして継続していきたい」と続けた。これからまだまだ長く、険しい戦いが待ち受けている。やがて訪れるであろう苦しい時期を、チーム一丸で乗り越えられるかどうかは、状態が良い今の振る舞いにかかっている。我々はまだまだ成長過程の若いチーム。綻びが出ないように細心の注意を払い、一致団結して戦っていかなければいけない。レネ監督はあらためて警鐘を鳴らした。
「メモリアルゲームを勝利で飾ることができたことはいいことだと思う。だが、私はすでに次の試合のことを考えている。まだ何かをなし得ているわけではない。首位に立ったことについて話すのはまだ早いと感じる。チームパフォーマンスは非常に良かったので、継続していく」
大切なのは『継続』。選手たちもそれをよく理解している。樋口は「これからも守りに入ることなく攻め続け、自分たちの良さを毎試合出すことができれば、目標としているところに近づいていく。チーム一丸となって戦っていく」と話せば、関川は「これからも1試合1試合、気持ちを込めて戦い、勝ち続けていきたい」と気を引き締めた。松村も「まだまだ試合は続いていく。もっと継続的に出場して、結果を残していかなければいけない」と話し、優磨も「これからも継続して勝利できるように戦っていきたい」と語った。レネ監督が繰り返し強調した言葉を、選手たちは自然と話していた。現時点でリーグ首位に立っても、特別に意味はない。目の前の一戦に集中し、勝ち点3を積み重ねていくだけだ。
さあ、次はホーム磐田戦。かつて優勝を争ったライバルとリーグ通算1,001試合目で対戦する。クラブに息づく勝利への執着心を示しながらも、若くフレッシュな力で相手を圧倒しよう。伝統と革新。その両輪を回して、タイトル奪還へ突き進む。
アントラーズファミリー全員の気持ちは一つ。すべては勝利のために。団結してともに戦おう。