PREVIEW

photo

 7月11日の柏戦は1-2と悔しい結果に終わった。試合後、相馬監督が「試合までの準備や試合の入り方など、反省すべき部分がたくさんある。もう一度、色々な部分のレベルを上げていかなければいけない」と語ったとおり、反省材料の多いゲームとなってしまった。

 ただ、幸いにも次の試合までは中12日と修正する時間がふんだんにある。指揮官も「このあと期間が空いて、G大阪との試合がある。もう一度、自分たちのベースを見直していく」と語り、中断期間での改善を誓っていた。

 つかの間のオフを取ったチームは、7月15日からトレーニングを再開した。7月20日にはポルティモネンセSCから完全移籍で加入した安西幸輝も合流し、クラブハウスの活気はさらに盛り上がる。チーム一丸でG大阪戦の準備を進めていった。

 ただどれほど準備を尽くしても、G大阪戦が難しい試合であることは変わらない。7月11日の柏戦から中12日と試合間隔が空いているアントラーズに対し、G大阪は7月21日の神戸戦から中2日で臨んでくる。試合勘という観点では、相手に有利かもしれない。

 またG大阪は消化試合数が少ないこともあり、暫定17位と降格圏に低迷しているが、個人能力の高い選手が多く揃っている。守備陣には昌子源、三浦弦太、東口順昭といった代表クラスの選手がおり、ゴールをこじ開けるのは容易ではない。攻撃面でも開幕からしばらくは得点力不足に苦しんでいたが、最近はパトリックが絶好調だ。6月25日からウズベキスタンで集中開催されたACLのグループステージでは、6試合で6ゴールを決める大活躍をみせ、リーグ戦に戻っても、7月17日の福岡戦、7月21日の神戸戦で2試合連続ゴールを決めている。絶好調の相手エースには細心の注意を払う必要があるだろう。

 さあ、約2週間ぶりのリーグ戦だ。難しい相手であることは間違いないが、上位との勝ち点差を詰めるためには勝ち点3のみが求められる。離れていてもアントラーズファミリー全員でともに戦おう。勝利だけを求めて、パナソニック スタジアム 吹田へ乗り込む。

photo

pagetop