PREVIEW

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 直近の川崎F戦は、悔やんでも悔やみきれない結果に終わった。勝利まであと10分を切ったところから同点に追いつかれると、後半アディショナルタイムに逆転ゴールを許し、痛恨の敗戦を喫した。

 試合後のロッカールームには数分間の沈黙が流れた。選手たちにとっても、非常にショックの大きい敗戦だ。そして、記者会見に登壇した相馬監督も「ただ、勝利へと繋げてあげることができなかった、僕の力不足だと思っている。この悔しさを成長する力へと変えていきたい」と険しい表情で話す。それ以上の言葉は出なかった。

 ただ、次は中3日でアウェイC大阪戦に臨む。相馬監督が語ったとおり、この悔しさを成長する力へと変えていかなければならない。簡単に切り替えられる敗戦ではないが、苦しい試合を乗り越えてこそ強くなれる。ここから這い上がれるか。チームの底力が試される一戦だ。

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 試合翌日からチーム全員で気持ちを切り替え、C大阪戦への準備を進めた。アラーノは「すぐに試合があるので切り替えて準備をしていく」と話し、「C大阪戦は自分が得点やアシストができればベスト。ただ、今回は誰が得点をするというのは大事ではない。一番必要なことは、チームの勝利」と意気込んだ。

 なお、今節はアウェイゲームとなり、ヨドコウ桜スタジアムで背番号12とともに戦うことはできない。だが、カシマスタジアムで掲げられた「オレたちと戦いオレたちと勝つぞ」という言葉は選手全員の心に刻み込まれた。我々はどんなときも「サポーターとともに」ある。

 離れていても、ともに戦ってくれる背番号12がいる。我々にはパワーを与えてくれるファミリーがいる。自信を取り戻すための戦いへ。チーム一丸、勝利のみを目指して、ヨドコウ桜スタジアムへ乗り込む。

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