PREVIEW

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 YBCルヴァンカップは準々決勝で敗退となった。かける思いが強かっただけに、ショックも大きい。簡単に受け入れられる結果ではない。

 ただ、これだけは言える。選手たちは連戦の疲労が残るなか、全身全霊を尽くして戦ってくれた。短い準備期間のなか、最善を尽くし、最後まで逆転を目指した。画面越しでともに戦ってくれた背番号12にも、選手たちの思いはきっと伝わったはずだ。相馬監督も選手たちへの誇りを次のように語る。

「逆転に向けて選手たちはトライし続けてくれた。言い出したらキリがないが、一番お伝えしたいのは、選手たちが最後まで諦めずにファイトしてくれたこと。そこに感謝しているし、その感謝を選手たちにも伝えた。このエネルギーをこの先のリーグ戦、天皇杯で使っていきたい」

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 悲しみを力に変えて、前を向いて戦い続けるしかない。目を背けたくなる敗戦も徹底的に分析し、修正を施す。すぐに改善できるわけではないが、この地道な繰り返しこそが、次の勝利につながる。最善の準備を尽くし、次も胸を張って戦う姿を見せなければいけない。我々には画面越しで応援してくれる大勢のサポーターがいる。かつて、相馬監督はこう語った。

「フットボールは勝ち負けのあるスポーツなので、試合をすれば勝敗がつく。相手も勝ちたいと思っていれば、どちらのファン・サポーターも勝ってくれという思いで見ている。目指すところはお互い同じなだけに、常に試合に勝てるわけではない。でも、より勝利に近づくためには、それだけの努力やパワーを費やすことが必要になる。それならば、(全員で)同じ方向を向いてそのパワーを出そう」

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 次の福岡戦がリスタートだ。いまこそ全員の力を合わせて、逆境を乗り越えよう。リーグ戦と天皇杯、残す2つの大会で結果を残すために。

「応援してくれる人がいる。必要としてくれる人がいる。それが自分の、そして自分たちのエネルギーになっている。ファン・サポーターはそれだけ愛情を持って支えてくださっている方々。その方々に、本当の意味でチームが一つになって戦う姿勢を見せる。そして、ファン・サポーターと一緒に戦って、一緒にいい景色をみられるようにしていきたい」

 福岡戦も無観客での開催となるが、背番号12の存在を感じながら、全員で勝利を目指す。

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