前節の清水戦は、4-0で快勝した。複数得点かつ無失点で勝利したことは、チームにとって大きな自信になる。
相馬監督も「神戸での敗戦から前へ進んでくれた」と充実の表情で試合を振り返った。そして、「全体を通して、相手のプレーによって難しい展開となったものの、常に『前へ』という意識を選手たちが持ち続けてくれた。その意識がゴール、勝利へと繋がったと思う」と、プレー面でも精神面でも「前へ進む」姿勢をみせた選手たちを讃えた。
ただ、次の試合は絶好調の横浜FMと対戦する。指揮官は勝利の喜びを味わうことなく、すぐに次の試合へ意識を向け、「多くの得点を取った後の試合は、難しい試合となることが多いい」とチームを引き締めた。
対戦相手の横浜FMは、5月15日に第14節でアントラーズに3-5で敗れた後、直近13試合で11勝2分無敗と好成績を残しており、ついに前節で首位川崎Fに勝ち点1差まで迫った。圧巻なのはリーグ最多となる1試合平均2.31得点を誇る攻撃陣で、直近3試合は5-1、5-0、4-0と手がつけられない。
ただ、横浜FMの攻撃陣を恐れて、気持ちで守りに入ることは禁物だ。「攻撃が最大の防御なり」とはよく言われるが、攻守両面でアグレッシブな示すことこそ、相手の攻撃力を抑えることにつながる。相馬監督も「次も自分たちらしく『前へ』という姿勢を90分間貫きたい」と語った。
さあ、強敵との対戦に臨む。我々の立場はチャレンジャーだ。果敢な攻守で試合を主導権を握り、必ずや勝利を掴み取ろう。アントラーズレッドの誇りを胸に、トリコロールの本拠地へ乗り込む。