PREVIEW

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 前節の神戸戦は、0-1と非常に悔しい結果に終わった。ただ冷静に内容をみれば、ポジティブな要素も多い試合だったともいえる。守備ブロックを敷いてきた相手を崩し、何度も決定機をつくったし、前半の序盤と終盤は試合の主導権を完全に掌握した。もちろん課題も見つかったが、決して自信を失うような敗戦ではない。すぐにやってくる次の試合で悔しさをぶつけるだけだ。

 試合後の会見に出席した相馬監督も、ポジティブだった。6試合ぶりに無得点となった攻撃陣にも、「チャンスを作ることができていないのであれば、それは問題だが、チャンスを作ることはできていた」と振り返り、「ゴールを決めるチャンスはあったし、選手たちは狙いを持ってプレーすることはできていた」と評価した。決定力の部分に関しては、「チャンスで決めきらないと、今日のように悔しい思いをしてしまう。足りない何かを埋められるようにすることが重要になる」と改善の必要性を語ったが、「引きずっていても仕方がない。ポジティブな部分は多かった。次へ向けて備えていきたい」と、チーム全体へ気持ちの切り替えを求めた。

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 次の対戦相手である清水は現在リーグ14位と残留争いの最中におり、リーグ戦直近5試合で勝ちがない。ただ、清水は引き分けの試合数がすでに10試合に達するなど、粘り強く勝ち点を奪いにくるチームであり、勝ち切ることは容易ではない。このところ、守備的なチームには苦戦する試合が続いているだけに、まずは早い時間帯に先制点を奪い、試合を優位に進めたいところだ。

 さあ、厳しい日程が続き、疲労が蓄積している状態であることは否めないが、全員の力を合わせれば必ず乗り越えられるはずだ。求められるのは勝利のみ。全員の思いを一つに、IAIスタジアム日本平へ乗り込む。

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