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 先の栃木SC戦は、相手の徹底されたフットボールを前になかなかゴールをこじ開けることができず、苦しい展開になった。ただ、栃木まで駆けつけてくれたサポーターの後押しを受けて、最後まで焦れずにゴールを狙い続けた結果、終盤に3得点を奪い、勝利を掴み取った。非常に大きな収穫を得た試合だったといえる。

 相馬監督も「栃木SCは守備ではプレッシャーをかけ続け、休む間を与えてくれなかった。そして攻撃ではゴールへ向かう姿勢を常に見せていた。そのように戦ってくると選手たちには伝えていたが、なかなかいい形で自分たちが攻め込むことができなかった」と苦しい試合展開を振り返ったが、「ただ、そういう相手にこそ自分たちのやるべきことをしっかりやるという部分を、選手たちが最後まで遂行してくれた」と選手たちを讃え、「最終的には3-0と終わってみれば素晴らしい試合になったと感じている」と、今後につながる手応えを感じ取っていた。

 そんな天皇杯3回戦から、次はリーグ戦のアウェイゲームに臨む。対戦相手の柏は暫定16位と残留争いに巻き込まれており、リーグ戦直近10試合の成績は1勝1分8敗と苦しんでいる。ただ柏も貪欲に勝ち点を狙ってくることが予想されるだけに、非常に難しい試合になることを覚悟しなければいけない。アントラーズは6月20日の仙台戦、6月23日の大分戦、そして直近の栃木SC戦と、守備的なチームに苦戦する試合が続いている。立ち上がりからアグレッシブに戦い、早い時間帯に先制点を奪って、試合を優位に進めたいところだ。

 さあ、上位との勝ち点差を詰めるために、求められるのは勝利のみ。苦しい時間帯も訪れるだろうが、全員でアグレッシブに戦い抜こう。勝ち点3だけを目標に日立台に乗り込む。

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