前節は仙台から狙い通りの試合展開へ持ち込まれ、なかなか引いた相手を打ち崩すことができなかった。アラーノの劇的な同点弾でなんとか勝ち点1をもぎ取ったものの、非常に悔しい結果に終わった。

　ただ、次のアウェイ大分戦までは中2日。落ち込んでいる暇はない。試合後に相馬監督が「今日とはまたタイプの違う相手。次に向けて準備を進めていきたいと思う」と語れば、ピトゥカも「敗戦したような気分だが、フットボールにはこういうこともある。改善しないといけないことはわかっている。また水曜日に試合があるので、そこへ向けて切り替えていきたい」と話していた。結果を受け止めたうえで、次の試合を全力で戦える準備を整えなくてはいけない。


　次の対戦相手である大分は、仙台とは異なるスタイルでフォーメーションも異なる。前節から狙うべきポイントや警戒すべき点が変わるだけに、意識を切り替えて戦わなければいけない。また、大分は暫定19位と降格圏に沈んでいるだけに、仙台同様、貪欲に勝ち点を狙ってくるはずだ。非常に難しい戦いになることを覚悟しなければいけない。

　さあ、アウェイでも求められるのは勝利のみだ。30周年記念ユニフォームに身を纏った選手たちは、きっとクラブの歴史への誇りを胸に戦ってくれるだろう。すべては勝利のために。どこにいても、アントラーズファミリー全員でともに戦い、必ず勝ち点3を掴み取ろう。