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 直近の天皇杯 2回戦は上田のハットトリックなどで8-1で勝利した。対戦相手のYS横浜も高い強度でプレーしてきたが、得点差をつけて勝利できたことは大きな収穫だ。連戦の初戦という点においても、チームに勢いがつく良いスタートを切れたと言える。

 試合後、相馬監督も「YS横浜も狙いを定めて向かってきた」と相手チームを讃えたうえで、「自分たちが思っているところでボールを奪うことができ、選手たちがそのプレーを継続して戦ってくれた」と、選手たちのパフォーマンスを高く評価していた。また、中9日と試合間隔が空いたなかで「準備してきたことをピッチで出せた」とトレーニングの成果に手応えを語っていた。

 ただ、次の戦いは目の前に控えている。指揮官も「今後も最初から自分たちの流れへと持っていけるようにしなければいけない。またすぐにリーグ戦がある」と語り、「次のゲームへ向けて、良かった部分のさらなる向上と課題の改善を全員でしていきたい」とチームを引き締めていた。

 さあ、いよいよ3週間ぶりにリーグ戦が再開する。対戦相手はベガルタ仙台。今季は開幕から10試合未勝利と苦しんでいたが、リーグ戦直近3試合で2勝1分と復調の兆しをみせており、警戒が必要なチームだ。また、暫定18位と残留争いの最中におり、アウェイで貪欲に勝ち点を求めて戦ってくることが予想される。決して簡単な試合展開にはならないだろう。

 求められるのは勝ち点3のみ。勝利への強い執念が必要だ。アントラーズファミリー全員の熱量で相手を圧倒しよう。カシマスタジアムに集う背番号12とともに、勝利のみを目指して戦う。

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