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 前節の柏戦は、上田と白崎のゴールでリーグ戦5試合ぶりの勝利を飾った。苦しい状況でもチーム一丸となり、ホームで結果を残せたことは、何よりの収穫といえるだろう。この1勝は確実に今後へ繋がってくるはずだ。

 先制点を決めた上田も「1点を取ってから追いつかれるというのは、開幕戦からの改善点だったが、さらにもう1点を取れたのはこれまでと違うところ。粘り強さが出てきた。こういう試合を続けていかないといけない」と、前向きに語っていた。

 もちろん、この勝利を次へ繋げるためには、試合内容から目を背けるわけにはいかない。特にビルドアップのミスは勝敗へ直結するため、早急に改善が必要だ。

 ザーゴ監督は試合後に「ピッチ上でやってはいけないミスや、ミスをしてはいけないゾーンがある。今日もビルドアップのパスミスから失点した。浦和戦でもほかの試合でも話しているが、ビルドアップでのミスを減らさなければ、自分たちが作った流れやいい状況を手放すことになったり、自分たちを苦しめることになってしまう」と早期改善の必要性を強く語っていた。

 連戦の中、時間は限られているが、いま一度チーム全員で意思統一し、修正を図っていく必要がある。

 さあ、札幌戦で求められるのは勝利のみ。アントラーズのユニフォームに袖を通す以上はどんな逆境に立たされても、這い上がる強さを見せなければいけない。意地とプライドにかけて、立ち上がりから球際の勝負で勝利し、高い強度のプレーの連続で相手を圧倒しよう。戦う姿勢を前面に出せば、必ず結果はついてくる。

 どこにいても思いは一つ。アントラーズファミリー全員でともに戦い、絶対に勝利を掴み取ろう。

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