PREVIEW

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 前節の福岡戦は、前半から和泉が負傷交代、関川が一発レッドで退場、後半には土居が負傷交代を余儀なくされるなど、度重なるアクシデントに見舞われる。選手たちは逆境に屈せず、数的不利とは思えない戦いぶりをみせたが、試合終盤に一瞬の隙を突かれて失点を許してしまう。その後、最後まで諦めずにゴールを狙ったが、同点に追いつくことはできず、0-1で敗戦を喫した。

 いくつもの不運に見舞われた本当に悔しい結果だ。ただ、選手たちは数的不利の中でも、最後まで諦めず、勝利への強い気持ちを全面に出してプレーした。この姿勢は必ず今後の糧となるだろう。

 ザーゴ監督も試合後の会見で「勝ち点を失ってしまったものの、選手たちの最後まであきらめない姿勢が見ることができた。そこはこの試合での収穫だと思う。選手たちを讃えたい」と話した。そして、次節に向けて「先日の広島戦に比べたらリカバリーをする時間が1日多くある。まずはしっかりと状態を回復しなければいけないし、どの選手がプレーできる状態なのかを見極めなければいけない。失った勝ち点をホームで取り返していく」と、チーム一丸で勝利を掴み取る覚悟を語っていた。

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 前節の悔しさを払拭するのか、悪い流れを引きずるのか。次の名古屋との対戦は、リーグ序盤戦のカギを握る試合だ。名古屋はリーグ戦5試合で失点わずか「1」と、リーグ屈指の堅守を誇っており、打ち崩すのは容易ではない。それでも、アントラーズレッドの意地とプライドにかけて、ホームでは絶対に勝利を掴み取る必要がある。

 厳しい状況なのは間違いない。だが、ここを乗り越えれば、必ずチームとして成長できるはずだ。苦しいときこそ、アントラーズファミリーの団結力を示し、全員で乗り越えよう。戦い抜いた先には必ず歓喜の瞬間が待っているはずだ。聖地で必ず勝利を掴もう。

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