PREVIEW

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 前節の浦和戦は3連戦の疲労が残る中での試合となったが、強度やスピードを落とすことなく、数多くのチャンスを作り、しっかり得点を決めきることができた。結果は4-0と快勝。今季継続して取り組んできたことがうまくピッチ上で発揮できた一戦だったといえる。

 ザーゴ監督も試合を振り返って「やるべきことができて、内容と結果が伴う試合になったと思う」と手応えを語った。ただ、すぐに「まだリーグ戦2試合が残っている」と強調し、次のように話した。

「浦和戦で見せた集中力や気持ちを毎試合やらないといけない。今シーズンはまだ2試合残っており、なおかつホームでの戦い。アウェイでも同じようにやらないといけないが、まずはホームでのアドバンテージを生かしていく必要がある。残り2試合でも全員が浦和戦と同じような強度だったり、チームのために献身的にプレーをできるようにしないといけないし、その働きかけをしていきたい。これは来シーズンに向けても、ホームのアドバンテージをもっともっと出していかないといけないと思っている」

 ACL出場権獲得するためには、残り2試合で2連勝が最低条件だ。可能性のある限り、上の順位を目指して戦わなくてはいけない。また、指揮官が「高い意欲を持って努力をし続けたことが、ラスト2試合で現れると思っている。なので、今シーズンの最後までしっかりと戦い抜いていきたい」と語るとおり、勝利にこだわりながら内容も両立させなくてはならない。そしてなによりシーズン序盤の苦しい時期もともに戦い、支え続けてくれたサポーターへ、ホームで今季の集大成を見せる必要がある。

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 さあ、対戦相手は清水エスパルス。順位は17位に沈んでいるが、非常に厳しい戦いになることは間違いない。清水は10月18日の第23節鳥栖戦から直近8試合でわずか1敗と、シーズン終盤になって調子を上げている。今節も非常に高いモチベーションでカシマスタジアムに乗り組んでくることが予想される。

 いま置かれている状況を考えれば、勝利以外は敗戦に等しい。意地とプライドにかけて、闘志を燦然と燃やし、アントラーズレッドの情熱で清水を凌駕しよう。聖地に詰めかけるアントラーズファミリーとともに、勝利のみを目指して戦う。

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