G大阪戦のみどころを読む!

 9月最後のホームゲーム、アントラーズはカシマにガンバ大阪を迎える。

 前節、アウェイで新潟から勝ち点3を奪い取った。奇跡のJ1残留だけを目指し、死にものぐるいで戦ってくる新潟相手に2点先制される苦しい展開だったが、レアンドロのハットトリック、そして金崎のゴールで4-2と逆転勝利を収めた。

 また今週の水曜日には天皇杯ラウンド16で、ライバル浦和と対戦。相手のホームと言ってもいい熊谷で、前半から試合のペースを握り、4-2と勝利した。新潟戦とは違い、2点先制したもののその後に2点追いつかれるという展開だったが、それでも90分間で4点を取り、浦和を撃破したことは評価に値する。そして中2日という過密日程の中、リーグ戦に戦いの舞台を戻し、G大阪と対戦する。

 対戦相手であるG大阪だが、得意とする天皇杯ではラウンド16で柏に2-3と競り負けた。リーグ戦では首位を走るアントラーズに勝ち点差18の7位と逆転優勝するのはほぼ不可能。残されたタイトルはルヴァンカップのみとなり、今季終了後には長らくチームを指揮した長谷川監督の退任も決定している。だが、「これからは一人ひとりの勝負」とチームを去る指揮官が鼓舞しているように、選手たちは戦う意思を失ってはいない。

 チームの陣容はJリーグでも屈指のもの。大黒柱である遠藤保仁の力は少しずつ落ちて来てはいるが、守備陣には日本代表GKの東口、清水より移籍してきたCBの三浦などタレントが揃っている。中盤でも、サムライブルーを身にまといオーストラリア戦で豪快なゴールを決め、一躍全国区になった井手口の存在が大きい。また井手口にはイングランドの古豪リーズからオファーがあると噂されるなど、この冬にも欧州へ移籍する可能性が高まっている。ここカシマで井手口と対峙するのはこれがラストマッチになるかもしれない。

 また攻撃陣では、アントラーズから期限付き移籍中の赤崎はその契約により出場できないものの、長沢、アデミウソンと得点能力の高いアタッカーがそろっている。ここ2試合2失点を喫しているアントラーズ守備陣が、昌子を中心にどう守るか。ここも勝敗を分けるポイントになるだろう。

   
 リーグ優勝のため、連勝を続けなければいけないアントラーズ。アントラーズレッドに染まった聖地カシマで、王者の誇りと意地を見せ、G大阪を倒そう。この試合も、ともに戦おう。

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