インフォグラフィックスで読み取る、福岡戦

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西大伍:2011年に加入してから獲得したタイトルは3つ。すべてヤマザキナビスコカップだった。1つ目のタイトルは加入初年度に経験するも出場機会はなく、「悔しい思いしかない」と振り返る。2つ目と3つ目は自身も出場を重ね、主軸として獲得したタイトルだった。昨季より選手会長となり、チームの中心としての責任感も生まれてきた。「いいたいことはいうようにしている。プロである以上、そこはいえないといけない。それでチームがいい方向に向かえばいい」。アントラーズの空気にふれ、タイトルを経験してもなお、直後に「やっぱりリーグ戦で勝ちたい」と繰り返してきた。これまで西自身、リーグ戦のステージ優勝をした経験はない。ここ数年はピッチ上で悔しい思いが多かった。13年に広島を相手に敗れ、優勝の歓喜を目前にした。14年は最終節で逆転優勝の可能性を残しながらも鳥栖に敗れた。その積み重ねが今季、形になり始めた。「今までのアントラーズは勝ち切るチームだったが、ここ何年かそれができていないことが多い。やっと何をやるべきか少しずつわかってきた」と手応えを口にする。福岡戦で勝てば、CSへの出場権という形になるが、自身初のステージ制覇となる。「アントラーズはタイトルを獲らないといけないクラブ。サポーターの皆さんに真摯なサッカーを見せたい」。15年の最終戦でチームを代表して語ったその責任感を、自身4度目のタイトルという結果で表すつもりだ。
1stステージ最終節 優勝の行方
1stステージの優勝は、アントラーズと川崎Fのどちらかに絞られた。アントラーズは勝てば無条件で優勝が決まる。引き分けた場合は、川崎Fが勝ち以外の結果であれば、優勝。負けた場合でも、川崎Fが負ければ優勝となる。アントラーズが負けて川崎Fが引き分けた場合、勝ち点で並び、得失点差の争いとなる。得失点差でも並んだ場合は、総得点、当該対戦成績、反則ポイント、抽選の順で決定していく。当該対戦成績は、今季は1−1の引き分けであったことから、総得点で並んだ場合は、反則ポイントの差で決まる。
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