PREVIEW
前節のアウェイFC東京戦は、豪雨という悪コンディションのなか、チームの全員が一つになって90分間を戦い抜いた。結果は、田川の見事な決勝弾でウノゼロの勝利。キックオフ前からアウェイの味スタをホームさながらの雰囲気に作り上げた、12番目の戦士たちと歓喜に酔いしれた。
試合後、勝利の立役者でもある田川は、「(得点の場面は)体が勝手に反応した。優磨君は僕を常に見ていてくれる」とワンタッチで絶妙なクロスを入れ、自身のゴールをアシストした優磨を称えた。そして、優磨も「お互いに目が合った。僕もベストのところに通せたし、彼もベストのところに出て来てくれた」と、田川のプレーを絶賛した。
どんなに苦しい戦いが続けど、選手たちは互いを信頼し、同じ目標に対し歩みを進める。鬼木監督が語るように、その道のりはまだまだだが、着実に自分たちの理想へと近づいている。
そしてこの第26節、ホームのメルカリスタジアムに福岡を迎える。10日前の天皇杯ラウンド16では雷による中断、延長戦の末、3-2と撃破した相手だ。
しかし、今回の福岡は10日前の福岡とは違うチームだと、指揮官は言う。
「福岡からしたらリベンジという思いがあるのかもしれないが、自分たちはそういうものに打ち勝っていかなければいけない。福岡からしたら、リベンジという思いと、首位相手に戦うという思いがあると思う。メンバーも前回と同じではないと思う」
相手に対し最大限のリスペクトを持ちながら、全力で圧倒して勝つ。明日も、全員が一つになってただ一つの目標に向かって戦い抜こう。