PREVIEW

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前節のアウェイ福岡戦はレオ セアラのPK弾での先制点を守り切り、1-0と勝利した。これでリーグ戦5連勝、4試合連続クリーンシートと勝負強いアントラーズが戻ってきた。

しかし今のチームでこの結果に満足しているものは、ひとりとしていない。攻守に抜群の存在感を魅せ続ける安西が、「追加点が取れればもっと簡単なゲームだった。2点目を取れないという今の現状だと思うので、それをどう取るのか」と自問すれば、エースの優磨は「もっともっと成長しなきゃいけない」と、自身とチームを叱咤する。彼らはさらなる高みへと挑み続ける覚悟を持って、戦っている。

そして次なる相手は、川崎Fだ。"古巣"との対戦となる指揮官は、「そこまで実感はない」という。しかし、安西は、「いつもお世話になっている分、しっかり返したい」と、指揮官への恩返しを誓う。それだけではない。誰もがこの国立でのゲームは特別なものになると、感じている。

リーグ戦の通算対戦成績で、唯一負け越している川崎F。アントラーズの誇るべき歴史のなかで、この対戦は喜びよりも悔しさに包まれている。その特別な相手に、国立という特別な舞台で相まみえるのだ。

明日は6万人に迫る観衆が予想される。その最高の舞台で、最高のゲームを。そして最後に、歓喜に沸くのは我らアントラーズファミリーだ。

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