PREVIEW
天皇杯準々決勝で、アントラーズは神戸と戦う。ノエビアスタジアム神戸でのこの一戦、タイトルをかけた一発勝負だ。
リーグ戦では先週土曜日、ホーム柏戦で本当に残念な結果に終わった。90分間を戦ってのスコアレスドロー。終始、攻め手に欠き、1ポイントでも勝ち点を増やしたい柏を打ち破ることができなかった。
試合後、ポポヴィッチ監督は「これだけ多くのファン・サポーターが足を運んでくれて、あれほどの力を送ってもらいながら、全員で勝ち点3を目指した試合だったが、勝ち切れず、勝利を届けられなかったことを考えると非常に悔しい」と語った。リーグ戦で続く、「勝ち切れない戦い」。この天皇杯準々決勝は引き分けという結末がないだけに、「勝つ」という気持ちをどこまでも強く見せることが重要になってくる。
不甲斐ない戦いが続くなか、その気持ちはあらためて選手たちに強く宿っている。柏戦でも奮闘を見せた知念は、「ここ数試合、勝てない悔しさと不甲斐なさも残るが、まずは次の天皇杯で勝てるように準備をする」と反省の言葉とともに、強い意思を見せた。
目の前の試合に集中し、そして勝利をつかんで鹿嶋へ帰還する。神戸を相手に、強く、そして勝利をもぎ取るアントラーズを取り戻そう。