PREVIEW

PHOTO""

前節は、"鬼門"の等々力で川崎Fを3-1と撃破した。キャプテン柴崎の鋭いクロスからの知念による豪快なヘディング弾、安西の突破から生まれた樋口の見事な追加点、そして三竿のゴラッソ。3ゴールすべてが美しく、そして価値のある得点だった。

アウェイ川崎F戦での快勝の勢いを保ったまま、明日はホームのカシマスタジアムで名古屋と対戦する。ジーコクラブアドバイザーの現役引退30周年を記念した「ZICO CARNIVAL 2024」が開催され、ジーコとともにここカシマで一時代を築いたレジェンドのレオナルドも再び、ピッチに足を踏み入れる。試合前から、胸の高鳴りは抑えきれない。

そんな重要な試合を前にして、選手たちは平常心とともに静かな闘志を燃やす。柴崎は前節を振り返り、「個人のプレーというよりは、一人ひとりがやるべき仕事や出すべきパフォーマンスを出した結果だと思っている。これを継続していかなければいけない」と語った。やるべきことをたゆむことなく、継続していく。これこそが、本来のアントラーズの姿である。

対戦する名古屋は先のYBCルヴァンカップ決勝で、新潟との歴史に残る激戦を経て"聖杯"を手にした。間違いなく、明日の試合でも"王者"らしく戦ってくることだろう。

しかし相手が誰であっても、真摯に戦うことには変わらない。明日も一つになって、目の前の勝負に挑み、そして全員で歓喜をともにしよう。

PHOTO""