PREVIEW
先の週末は、ホームのカシマスタジアムで名古屋とスコアレスドローの"痛み分け"に終わった。
試合後、敵将である長谷川監督が「最低限、勝ち点1を持ち帰りたいと考えていた」と語った通り、新潟との激闘の末、YBCルヴァンカップの聖杯を手にした直後の名古屋にとって、終始スローテンポの展開に持ち込み、手にしたこの引き分けは「狙い通り」であったし、痛み分けという表現はしたものの、アントラーズにとっては「勝ち点2を失った試合」だったともいえる。
前線でのボールキープ、そして相手への仕掛けと奮闘を見せた師岡は「もう少し、自分たちの質を上げて崩していきたかった」と、反省の弁を述べた。また最終ラインでこの試合もチームをけん引した関川も、「前半から仕留められるところで決めていれば違った展開になったと思う」と、質の部分を強調した。
そして今週末は、アウェイで京都と対戦する。これは8月に行われるはずの第29節で、台風10号の影響により中止が決定となった試合の代替開催となる。他チームより1試合消化が少ないなか、暫定5位の座にいるアントラーズにとっては、アウェイゲームながら是が非でも勝ち点3が欲しい試合だ。
先の試合で見つけた課題をいかに克服し、そして自らの戦いを最後まで貫くことができるか。明日も、真摯に戦い続ける選手たちとともに熱く戦おう。