PREVIEW

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先のアウェイ浦和戦は、本当に悔しい結果となった。前半、開始早々の3分に電光石火のカウンターから最後は優磨が決める。そして前半終了間際、先制点に続きまたしても優磨が決め、2-0のリード。浦和を力でねじ伏せた45分だった。

しかし後半、試合は全く違った様相を見せる。フォーメーションを変えたホームの浦和が流れをつかみ、試合を支配する。そして交代出場で出てきた武田に終盤、2点を決められ、結局、2-2のドローに終わってしまった。

2点を決めながら、最後は交代してベンチでこのドローという結末を見つめるしか術がなかった優磨は試合後、「ラストの5分で同点に追いつかれてしまったりするチームは、弱いチームだと思っている」と、自分たちの不甲斐なさを言及した。

しかし、それでも「ただ、連戦が続いていく」と前を向いた。そして、自分たちがまだ成長の途上にあることを素直に認め、こう語った。

「自分たちは完璧なチームではないので、出た課題を一つひとつつぶしていく作業が必要だと思っている」

優磨の言う通り、今のチームが完璧ということはない。しかし、浦和戦の前半で魅せたように、相手を圧倒する力はある。あとは、試合の流れをどうコントロールするか。それができるようになれば、また一段上のレベルへ上がっていくことだろう。

明日はホームにG大阪を迎えて、シーズン後半戦の初戦を戦う。37と同じ勝ち点で並ぶ相手と対峙し、どこまで自分たちのフットボールを貫けるか。そして勝利のために、戦い続けることができるか。

明日も、12番目の戦士たちとともに熱く、そして自分たちを信じて戦うのみだ。

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