PREVIEW

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1週間前に行われた前節は、ホームのカシマスタジアムで新潟に苦戦を強いられた。こちらの手の内を読んだかのような新潟に要所要所を抑えられ、先制される苦しい展開だった。交代出場の藤井が見事な同点弾を決め、敗戦こそ免れたが、試合を通して厳しい展開だったことは否めない。

試合後、ポポヴィッチ監督は「まずは勝ち点1を取ったということ。そこは悪くなかった。あとはすべて相手に内容を上回られた」と、厳しい試合だったことを率直に認めた。また選手たちも、「自分たちは付き合ってはいけなかった」と早川が言うように、自分たちのやるべきができなかったことを強く感じていた。

ひるがえって、今節はアウェイで浦和との対戦となる。対戦相手の浦和はここ最近、負傷者も多く、なかなか勝ちきれない試合が続いていた。しかし報道によると、伊藤敦樹、ソルバッケンといった面々がこの試合には出場できそうだ。また前節は累積警告で出場停止だったショルツも戻って来る。選手層が厚く、個々のレベルも高い浦和ではあるが、こういった選手たちが万全の状態で出場できることは追い風となることだろう。

しかし、この第19節でリーグ戦は前半を折り返すことになる。その節目に、ライバルである浦和とのアウェイゲーム。埼玉スタジアムはすでに前売りチケットが4万6,000枚を超え、明日は5万人近い観客が見込まれている。その大半が浦和サポーターとなるだろうが、我々の12番目の戦士たちは数でいくら凌駕されようとも、その熱量で相手を圧倒してくれるはずだ。そして、その熱を受けた選手たちが燃えないわけはない。

明日は、まさに大一番。目指すは、勝利のみだ。

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