PREVIEW

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前節のホーム湘南戦は、エース優磨の活躍が際立った試合となった。前半は湘南の勢いに押されてしまい、ミスも多い展開となった。しかし後半は前半と打って変わって、個々の早い判断からボールを動かし、3ゴールを奪った。

圧巻だったのは、3点目のカウンター弾。GK早川が素早いロングフィードで左サイドに張る優磨へボールを供給すると、優磨はそのままスピードに乗り、ドリブル。そこから左足で鋭いクロスをゴール前へ送り、最後は交代出場のチャヴリッチが見事なダイビングヘッドで決めた。まさに、「これぞ、アントラーズ」といったゴールシーンにカシマスタジアムは歓喜に沸いた。

3-1というスコアを見る限り、何ら問題のない試合だったかもしれない。それでも、選手たちは自らのプレーを振り返り、反省の弁を述べている。この日、J1通算100試合出場を達成した関川は、「最後の1失点は悔やまれる」と自身の責任を重く受け止めていた。

また2ゴール1アシストの優磨も、「無失点で終わりたかったというのが本音。まだまだチームとしての課題はある。もっと成長していかないといけない」と、全く満足はしていない。自分たちの現在地を謙虚に受け止め、更なる向上を目指す。これが、今のアントラーズであり、挑戦者という立場が変わることはない。

カシマでの歓喜から、中2日。今度はアウェイの日立台で、柏と対戦する。連戦のなか、コンディション的には難しいところもあるが、負けるわけにはいかない。さらに上へ行くため、勝利あるのみだ。

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