PREVIEW

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 先週金曜日に行われたリーグ開幕戦では、名古屋に3-0と快勝した。アウェイの地での戦いながら、この試合でJ1通算100試合出場を達成した仲間が2ゴール、そしてJリーグデビューを果たしたチャヴリッチが1ゴール1アシストの活躍を見せ、最高の形で2024シーズンのスタートを切った。

 試合後、ポポヴィッチ監督は「準備できたこと、積み上げたことがすべてうまくいったわけではないが、攻守に渡ってやってきたことを、しっかりと見せることができた」と語った。そして、選手たちには「90分を通して粘り強く、我慢強く、焦れずに、賢く戦うことができた」と賛辞を送った。

 選手たちも、この結果には自然と笑顔を浮かべていた。自らの節目となる試合で2ゴールの活躍を見せた仲間は、「まだまだ足りない部分はあったが、勝利という結果を残すことができて、みんなの自信にもつながったと思う」と振り返った。またこの試合がプロデビューマッチとなった濃野も、「Jリーグデビュー戦ということで、もう少し雰囲気に飲まれるのかなと思っていたが、意外とスッとこの会場の雰囲気に馴染むことができた」と、その手応えを語っていた。

 しかし、この結果で選手たちが満足したわけではない。仲間が「さらに完成度を上げていきたい」と言えば、濃野も「もっとやります」と口をそろえる。そして、不慣れなボランチで素晴らしいプレーを披露してくれた知念も「課題がたくさん見つかった。反省も踏まえながら、次へ向けてさらに良くしていく」と、さらなる進化を誓う。

 そして臨むホーム開幕戦。迎えるのは、C大阪だ。前節、ホームのヨドコウでFC東京と対戦したが、2度のリードを追いつかれ、2-2のドロー。今節は失った"勝ち点2"を挽回するためにも、必死で戦ってくることだろう。

 だが、戦いの舞台は我らのカシマスタジアムだ。この聖地で、あるべき結果は勝利のみ。日々、努力を積み重ね、目の前の一戦に集中する選手たちはまた勇敢に、そして冷静に戦ってくれることだろう。

 すべては勝利のために。再び、カシマに集い、ともに戦おう。

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