PREVIEW

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 アントラーズはYBCルヴァンカップ プライムステージ準々決勝第1戦で、名古屋とアウェイで対戦する。

 リーグ戦では、前節のアウェイ湘南戦で2-2と勝ち点1に終わる結果となった。上位へ食らいつきたいアントラーズだけに、「勝ち点2」を失った試合と言えるが、植田が決死の覚悟で奪ったPKなど、その内容は見るものの心を揺さぶるものだった。選手たちは戦う魂を決して失ってはいない。

 そして、その魂はこのルヴァンカップでも見られることだろう。グループステージでは苦しみながらも、最後は全員の力で2連勝を収め、このプライムステージへと駒を進めた。ここからは、ノックアウト方式のホーム&アウェイゲーム。今大会はアウェイゴールルールが適用されていないため、純粋に2試合で相手を上回ったものが次に進む。

 対戦相手の名古屋はこの週末、リーグ戦でホームの豊田スタジアムに横浜FCを迎え、試合終盤に追いつかれての1-1というドローに終わった。ここ3試合で勝ちがない苦しい状況にある。しかし、アントラーズとは8/13(日)に行われたリーグ第23節で1-0と勝利。名古屋にとってはいいイメージが残っていることだろう。

 繰り返しになるが、ここから準決勝までは2試合180分間の結果ですべてが決まる。その意味でも、この豊田スタジアムでの“前半90分”で相手より1点でも多く取り、優位な立場で終わりたいものだ。そして“後半90分”は、我々のホームであるカシマスタジアムがその舞台。聖地での戦いへ向けて、まずは豊田スタジアムで、アントラーズファミリー全員が一丸となって戦う。

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