PREVIEW

　アウェイ横浜FM戦は、1-2という結果に終わった。試合後に選手たちが「惜しいじゃダメ。勝たなければいけなかった」と、口々に話したとおり、悔しすぎる敗戦だった。

　しかし、チームとしてたしかな前進を感じられたこともまた事実。岩政監督も「川崎F戦から比べると、自分たちで意図的に試合を運んでいくことができた」と語り、「今年のチームは、このレベルのチームと対等に戦える力を持っているなと感じた。手探りでここまで進んできたが、川崎F戦からまた一歩進んで、どのようなことをすれば、相手が嫌がるのかという部分の浸透ができつつある」と手応えを口にした。ただ、もちろん最後には「選手たちには、勝ち切らないと歴史は変わらないと伝えた。後半には現実を突きつけられたので、しっかりと向き合いながら、逃げずにやっていきたい」と付け加えた。

　そんなチームの現在地を知ることになった横浜FM戦の翌日、早稲田大学とトレーニングマッチを行った。ここまで出場機会が限られていた選手たちが出場し、各々が課題を再確認した。

　そこから1日のオフを取り、火曜日からチームはリスタートした。2部練習でコンディションと戦術的な練度を高め、水曜日には紅白戦を実施。チーム内競争を活性化させて、次のYBCルヴァンカップグループステージ第2節、アウェイ新潟戦への準備を進めた。

　新潟戦はチームとして非常に重要な一戦だ。初戦を引き分けたグループステージを突破するために勝ち点3が必要なことは言うまでもないが、これまで積み上げてきた自信を結果につなげ、自信を確信に変える必要がある。

　求められるのは勝利のみ。アントラーズファミリー全員でともに戦い、必ず勝ち点3を持ち帰ろう。