PREVIEW
前節のホーム横浜FM戦は、本当に悔しい結果に終わった。優磨の技あり先制ゴールまではよかったものの、横浜FMに逆転され、1-2の敗戦。上位との直接対決だっただけに、そのショックは大きい。試合後の会見で、岩政監督が冒頭に「悔しい」と発した言葉がまさに我々の心情を代弁するものだろう。
しかし、いつまでも悔しがっているだけではいけない。フットボールの世界では、ボールは転がり続ける。次の戦いは、すぐに迫っている。対戦相手は、アビスパ福岡。今シーズンはルヴァンカップを含めて3度対戦し、1勝1分1敗と五分の相手だ。特に前回対戦した4月19日のルヴァンカップグループステージ第4節では、後半アディショナルタイムに決勝ゴールを叩き込まれ、1-2と負けているだけにここは是が非でもリベンジしなければならない。
横浜FMからの一敗は本当に悔しいものだった。しかし、選手たちは前を向いて、再びファイティングポーズを取っている。佐野が「1試合ずつ勝利を重ねていくしかないが、試合に向かうモチベーションが変わることはない」と言えば、垣田は「今後も変わらずにトップに立つために勝ち続けることを目指していきたい」と言う。彼らはまだ自分たちの力を信じて、戦い続ける。
その気持ちはまた、選手たちに常に寄り添い続けてくれるファン・サポーターも同じだろう。明日のアウェイゲームでも、きっと博多の地にアントラーズレッドをまとった”12番”が多く駆けつけてくることだろう。
目の前の1試合に全力を注ぐ。挑戦者として、真摯にフットボールに向かい合い、戦うのみだ。成功は、努力を続けるもののみに訪れる。