PREVIEW

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 YBCルヴァンカップグループステージ第5節のホーム柏戦は、明治安田J1第14節のFC東京戦からスタメン11人を入れ替えて臨んだ。試合直前に知念が負傷するアクシデントもあり、前半は難しい試合展開になったが、後半にカイキがセットプレーからゴールを決め、これが決勝点になった。1-0で勝利し、プライムステージ進出へ望みをつないだ。

 久しぶりの公式戦の出場となった選手たちが随所に持ち味を発揮したことは、今後に向けた大きな収穫と言える。岩政監督も「よく勝ち切ってくれた。試合の大半をうまくコントロールできた試合だった。もっと迫力を出したかったところはあるが、勝ち切ったことでそのあたりは良しとするべきだと思う」と、選手たちを称えていた。

 しかし、岩政監督が「まだ首の皮がつながっただけなので、次の試合も大事になる。リーグ戦も天皇杯も同様で、これからはシーズン終盤戦のような戦いが続いていくことを選手たちにも伝えている」と話したように、すぐ中2日でリーグ戦が控えている。チーム全員が緊張感を保って、次の試合へ向けた準備を進めた。

 次の対戦相手である鳥栖は、暫定12位に位置するが、ここまでリーグ1位の平均走行距離を記録するなど、走力のある非常にタフなチームだ。昨季の対戦でも、2試合連続の引き分けに終わっており、勝ち切るのは容易ではない。今節も非常に難しい試合展開となることが予想される。

 だが、求められるのは勝利のみ。首位神戸との勝ち点差7を縮めていくためには、目の前の一戦で全力を尽くし、勝ち点を積み重ねていく必要がある。厳しい試合となるが、アウェイでもアントラーズファミリー全員でともに戦い、必ず勝利をつかみ取ろう。

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