PREVIEW

　ルヴァンカップGS第2節の新潟戦の翌日、1日のオフをすごした選手たちは、すぐに気持ちを切り替え、火曜日からトレーニングを再開した。選手間で積極的にコミュニケーションを取り、互いのイメージをすり合わせていく。チーム全体のコンディションと士気は、自然と高まっていった。

　次の対戦相手である広島は、就任2年目を迎えたミヒャエル スキッベ監督のもと、ハイプレスを積極的に仕掛ける攻撃的なスタイルを志向している。低い位置でボールを奪われれば、失点に直結してしまうだけに、警戒が必要だ。ただ、逆に前がかりになった広島のプレスを剥がせば、大きなチャンスが生まれる側面もある。このスリリングな攻防は、試合結果に大きく影響を及ぼすことになりそうだ。

　昨季、広島にはシーズンダブルを喫してしまった。あの悔しさを今季はまずホームで晴らす必要がある。立ち上がりから相手を上回るアグレッシブさを見せ、熱量で圧倒することが求められる。

　カシマスタジアムで求められるのは勝利のみ。アントラーズファミリー全員でともに戦い、必ず勝ち点3をつかみ取ろう。