PREVIEW

PHOTO""

 前節のホーム福岡戦は、スコアレスドローという悔しい結果に終わった。不運な退場者を出しながらも、勝利まであと一歩のところまで迫ったことは、今後につながる収穫といえる。しかし、同じような数的不利の状況で、川崎Fはアントラーズに逆転した。たしかに存在する『あと一歩の差』を、シーズンのなかで埋めていかなくてはならない。

 福岡戦を終えたチームは、1日のオフで気持ちを切り替え、翌火曜日に再びクラブハウスへ集結した。次の対戦相手は、昨季シーズンダブルを喫した横浜FM。選手たちも高いモチベーションでトレーニングに取り組み、相手への対策を講じていった。

 しかし、いくら対策を講じようが、難しい相手であることは変わりない。横浜FMは、4年で2度のリーグ制覇を果たした『勝ち方を知る』チーム。岩政監督も「横浜FMと川崎Fは、近年のJリーグで頭一つ抜けた存在」と、その実力を認める。苦戦を強いられることは避けられない。

 だが、我々はチャレンジャーとしての強みがある。熱量で相手を凌駕し、アグレッシブに戦えば、必ず勢いが生まれる。これまで積み上げてきた自信を、確信に変えられる大きなチャンスだ。

 アントラーズレッドの誇りにかけて、求められるのは勝利のみ。全員でともに戦い、必ず勝ち点3を持ち帰ろう。

PHOTO""