PREVIEW

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 YBCルヴァンカップのアウェイ柏戦は、終盤に痛恨の同点弾を許し、1-1のドロー決着に終わった。リードした後のゲームコントロールやゲーム体力、守備の強度など、課題は少なからず見つかった。ただ、リーグ戦からスタメンを10人入れ替えながら、チャンスを得た選手たちが随所に持ち味を発揮したことは大きな収穫だ。岩政監督も試合を終えて、「アウェイでの勝ち点1ということで、最低限の1ポイントは持ち帰ることができたかなと思う。良かったところも悪かったところもあったが、若い選手たちがよく頑張ってくれたと思う」と、ポジティブに語った。

 そんな柏戦を終えて、すぐに次のリーグ戦へ向けた準備が進められた。翌日のトレーニングでは、柏戦の悔しさを拭いきれない選手もいたが、そこは怪我から復帰した昌子がきっちりとチームを引き締める。次の試合までは中3日。今季のホームゲーム初勝利に向けて、全員が士気を高めて、準備を進めた。

 次の対戦相手となる福岡は、非常に好調なチーム。開幕戦で、現在首位の神戸に0-1と惜敗を喫したが、第2節はC大阪に2-1で勝利。第3節も柏に1-0で勝利し、YBCルヴァンカップの初戦でも新潟に1-0で勝利した。堅固な守備をベースに安定した戦いを見せており、現在公式戦3連勝中で自信を深めていることが予想される。今節はアウェイで引き分けも辞さない構えで戦ってくるはずだ。福岡相手に勝ち点3を奪うことは容易ではない。

 ただ、アントラーズも攻撃面で自信を深めている。横浜FC戦では、3点とも狙い通りの形でゴールが生まれた。特に2点目は、実に17本ものパスをつないでゴールが生まれており、継続的に取り組んでいる攻撃面での強化が結果につながっている。

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 また、我々には大きなホームアドバンテージがある。スタジアムに鳴り響く力強い声と拍手は、アントラーズの攻撃の迫力を倍増させる。心をひとつに戦えば、福岡の堅固な守備を打ち破れるはずだ。

 今節も難しい試合展開が予想されるが、アントラーズファミリー全員でともに戦い、必ず勝ち点3をつかみ取ろう。

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