PREVIEW

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 先の札幌戦は、スコアレスドローに終わった。勝利のみを求めてアウェイへ乗り込んだだけに、決して満足できる結果ではない。

 ただ、レネ監督が試合後に「アウェイという難しい状況の中で勝ち点1をとれたので、悲観することばかりではないと思っている」と語ったとおり、苦しい試合展開でも無失点に抑え、勝ち点を1ポイントでも積み上げられたことは必ずや今後に繋がるはずだ。課題は山積だが、守備の安定をポジティブに捉え、前向きに次へ進むのみだ。

 というのも、次の天皇杯ラウンド16までは中2日。残された時間は非常に少ない。結果を受け止めたうえで、次への準備を急ぐ必要がある。ましてや、天皇杯は一発勝負のノックアウトトーナメント。負ければタイトルを失ってしまう。

 対戦相手のG大阪とは、今季リーグ戦とルヴァンカップのグループステージで合計3回対戦しており、いずれもアントラーズが勝利している。G大阪はアントラーズへのリベンジを果たすため、高いモチベーションでカシマへ乗り込んでくるだろう。

 次のラウンドへ進むためには、相手よりも足を動かし、気持ちを込め、球際で戦うことが求められる。高温多湿の中での連戦で、選手たちに疲労が溜まっていることは間違いないが、アントラーズファミリーの力を合わせて戦えば、必ず勝利を掴み取れるはずだ。

 求められるのは勝利のみ。死力を尽くして、必ず次のラウンドへ進もう。

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