PREVIEW

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前節のアウェイG大阪戦は、ここ2戦ほど続いた消極的な戦いから一転して、本来のアグレッシブなフットボールに立ち返ることのできたゲームだった。

序盤から積極的なボールへのプレッシングと刈り取り、そして縦への速攻を見せ、仲間の先制点、そして濃野のリーグ戦3試合連続となるゴールで2-1と、G大阪から勝利をもぎ取った。失点シーンなど省みる場面もあったが、まずは自分たちのフットボールで勝ち点3を手にしたことで、チームは息を吹き返した。

試合後、先制点を決めた仲間は「5月は上位チームとの対戦も多いし連戦なので、しっかりと切り替えて、次へ向けて100%出せるように準備していきたい」と、続く戦いを見据えた。

仲間が指摘する通り、連戦となる、このGW期間。アントラーズは唯一のホームゲームとして明日、カシマスタジアムに湘南を迎える。湘南はここまで1勝のみと、かなり厳しいシーズン序盤を送っているが、対戦する度、走力と積極的なプレーに苦しめられていることは、アントラーズファミリー全員が身に染みているところだろう。

「僕があれだけ前線へ上がっていけるのも周りのカバーがあってこそ。チームとして、あそこまでボールを運んでくれているのも事実」。右サイドバックというポジションながら、ここまでゴールを量産する濃野が言う通り、チームの一体感こそが、アントラーズの強みだ。これまたチーム一体となって挑んでくる湘南との真っ向勝負で、どれだけ自分たちのスタイルを貫けるか。

明日もカシマに集い、そしてともに勝利のために戦おう。

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