2021明治安田生命J1リーグ 第33節

2021年10月23日(土)  14:03 Kick Off

AWAY 味の素スタジアム

FC東京

  • 75' 渡邊 凌磨

試合終了

1-2

0前半1
1後半1

鹿島アントラーズ

  • 45'+1 アルトゥール カイキ
  • 65' 上田 綺世

試合経過

ディエゴ オリヴェイラ → 渡邊 凌磨 交代 35'
45'+1 ゴール アルトゥール カイキ
46' 交代 三竿 健斗 → レオ シルバ
65' ゴール 上田 綺世
青木 拓矢 → 三田 啓貴 交代 66'
髙萩 洋次郎 → 東 慶悟 交代 66'
渡邊 凌磨 ゴール 75'
76' 交代 アルトゥール カイキ → 和泉 竜司
76' 交代 土居 聖真 → 荒木 遼太郎
永井 謙佑 → 紺野 和也 交代 83'
83' 交代 ファン アラーノ → 染野 唯月
児玉 剛 イエローカード 90'
ジョアン オマリ イエローカード 90'+2
カイキ、上田のゴールで2-1とFC東京に勝利!

▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼




明治安田生命J1リーグ第33節、アントラーズは味の素スタジアムでFC東京と対戦した。前半終了間際にセットプレーからカイキが先制点を決めると、後半にカウンターから上田が追加点を奪い、アントラーズがリードを2点に広げる。その後、FC東京に1点を返されたが、最後までチーム一丸で守り抜き、2-1で勝利を飾った。

10月2日の横浜FC戦を終えた選手たちはつかの間の休息を終え、トレーニングを再開した。次のFC東京戦までの時間は3週間。守備戦術の強化を重点的に行い、チームの完成度を高めた。

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先発はGKが沖、最終ラインは右から常本、関川、町田、安西、ボランチは三竿とピトゥカのコンビ、前線はアラーノ、カイキ、土居、上田が入った。そして、ベンチにはスンテ、広瀬、レオ、和泉、荒木、遠藤、染野が座った。

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立ち上がりはFC東京に押し込まれる展開となり、決定的なピンチも訪れる。ただ、嫌な時間帯を無失点で凌ぐと、今度はアントラーズにチャンスが訪れた。

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5分、コーナーキックをピトゥカが蹴ると、町田が足で合わせてシュートする。このボールがディエゴ オリヴェイラの手に当たったあと混戦になり、こぼれ球を先に触った関川がディエゴ オリヴェイラに足を蹴られた。ただ、これはノーファウルの判定となり、PKにはならなかった。

その後、両チームともに縦に速い攻撃でゴールへ迫り、決定機を得る。ただ、得点は生まれず、互いに主導権を譲らなかった。また時間の経過とともに、球際の攻防は激しさを増し、接触プレーが増える。プレーが中断する場面が目立ち、試合の流れは何度も分断された。

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それでも、37分にアントラーズがカウンターから決定機をつくる。安西が左サイドから中央へドリブルで駆けあがると、ペナルティエリア手前中央のアラーノへパスが渡る。アラーノが上田へスルーパスを出すと、上田が斜めに走りながら体を捻ってシュートする。相手に当たったボールはゴール前へこぼれ、土居が懸命に体を伸ばして触るが、惜しくもシュートを枠に飛ばすことができなかった。

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チャンスを逸したアントラーズだったが、前半アディショナルタイムにセットプレーから先制点を奪った。右サイドでフリーキックを獲得すると、キッカーのピトゥカが絶妙なクロスを入れる。これをニアサイドでカイキがヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。前半終了間際にアントラーズが先制に成功し、このまま1-0でハーフタイムに突入した。

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後半開始から三竿に代えてレオをピッチへ送る。高い強度のプレーが連続し、攻守の切り替えの激しい展開が続いた。

時間の経過とともに、アントラーズがボールを支配できるようになり、主導権を手繰り寄せる。相手SBの裏のスペースを積極的に狙い、連続攻撃を仕掛けた。ただ、アントラーズの時間帯は長く続かず、すぐに一進一退の攻防に戻った。

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それでも、65分にカウンターから追加点が生まれた。アラーノが右サイドのスペースでボールを受けると、前方の土居へスルーパスを送る。土居は寄せてきたジョアン オマリの前にうまく入り、ペナルティエリア内へ進入すると、ゴール前の上田へラストパスを送る。上田のダイレクトシュートはうまくミートできず、相手のブロックに遭ったが、跳ね返ってこぼれたボールを冷静にシュートし、ゴールネットへ突き刺した。上田のリーグ戦3試合連続ゴールでリードを2点に広げる。

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しかし、75分に隙を突かれてしまう。右サイド深い位置から長友にクロスを供給されると、ファーサイドでボールを拾った中村拓海に再びゴール前へクロスを入れられる。これを渡邊凌磨にボレーシュートされ、ゴールネットを揺らされてしまった。アントラーズのリードは1点差に戻る。

失点直後の76分、アントラーズはカイキと土居をベンチに下げ、和泉と荒木をピッチへ送った。

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その後は落ち着いた試合展開となったが、83分にアントラーズがカウンターから決定機をつくる。レオのスルーパスから荒木がスペースへ抜け出すと、ゴール前までドリブルで運び、シュートを放つ。しかし、枠に飛ばすことはできず、追加点とはならなかった。

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直後にアントラーズはアラーノとの交代で染野を投入。その後、選手全員が体を張り、チーム一丸で時計の針を進めた。

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そして、ついに歓喜のホイッスルが鳴った。アントラーズが2-1でFC東京を下し、アウェイで価値ある勝ち点3を獲得した。

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次は中3日で天皇杯準々決勝の川崎F戦に臨む。勝利のみが求められる重要な一戦に向けて、チーム全員で最善の準備を尽くす。

【この試合のトピックス】
・カイキが今季リーグ戦3ゴール目
・上田がリーグ戦3試合連続ゴールとなる13ゴール目

スタッツ

FC東京 鹿島アントラーズ
6 シュート 13
7 GK 5
8 CK 3
10 直接FK 11
1 間接FK 2
1 オフサイド 2
0 PK 0

試合データ

入場者数
9,748人
天候
晴、中風
気温 17.9℃ / 湿度 31.0%
ピッチ
全面良芝
主審
岡部 拓人
副審
田尻 智計
浜本 祐介
第4の審判員
佐藤 誠和
VAR/AVAR
大坪 博和
相樂 亨