2020明治安田生命J1リーグ 第8節

2020年08月01日(土)  19:03 Kick Off

AWAY 昭和電工ドーム大分

大分トリニータ

  • 5' 高澤 優也

試合終了

1-4

1前半2
0後半2

鹿島アントラーズ

  • 15' エヴェラウド
  • 40' エヴェラウド
  • 55' エヴェラウド
  • 90'+5 伊藤 翔

試合経過

高澤 優也 ゴール 5'
15' ゴール エヴェラウド
島川 俊郎 イエローカード 27'
40' ゴール エヴェラウド
知念 慶 → 渡 大生 交代 46'
55' ゴール エヴェラウド
島川 俊郎 → 佐藤 和弘 交代 61'
66' イエローカード 三竿 健斗
田中 達也 → 小林 成豪 交代 78'
84' 交代 遠藤 康 → 白崎 凌兵
88' 交代 レオ シルバ → 永木 亮太
90'+3 交代 エヴェラウド → 伊藤 翔
90'+3 交代 土居 聖真 → 荒木 遼太郎
90'+5 ゴール 伊藤 翔
エヴェラウドのハットトリック、伊藤の今季初ゴールで4-1の快勝!

▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼





明治安田生命J1リーグ第8節、昭和電工ドーム大分で大分と対戦した。試合開始からわずか5分で先制点を奪われてしまったアントラーズだが、15分にエヴェラウドが同点ゴールを決めると、40分には和泉が獲得したPKを再びエヴェラウドが決めて、前半のうちに逆転に成功する。そして55分にエヴェラウドがこの日3点目となる追加点を奪うと、後半アディショナルタイムには伊藤がダメ押しの4点目を決めた。立ち上がりは不安定だったものの、終わってみれば4-1で快勝し、今季アウェイ初勝利を収めた。

6日前、アントラーズはカシマスタジアムでFC東京と対戦した。前半はFC東京に主導権を譲る展開となったが、34分に広瀬からのクロスをエヴェラウドがヘディングで決めて、アントラーズが先制に成功する。しかし、前半終了間際にセットプレーから立て続けに2失点を喫し、逆転を許してしまう。後半に入っても、FC東京のカウンターに苦しむ展開は続いたが、75分に遠藤からのパスを土居がボレーで合わせて、同点に追いつく。その後、猛攻を仕掛けたアントラーズだったが、勝ち越し点を奪えなかった。

引き分けという結果では満足できないが、多くの収穫と課題が見つかる価値ある勝ち点1だった。指揮官もセットプレーの守備に関しては「改善していく必要がある」としながらも、チーム全体のパフォーマンスには「目指しているフットボールを構築している最中で、その一部は表現できた。私が目指しているフットボールを、見ている方にも、見続けたいと思ってもらえるようにしていきたい」と、手応えを語った。

試合翌日、チームはつかの間のオフを取った。そして心身のコンディション調整を経て、総力戦での準備を進めていく。8月に入ると試合日程は過酷さを増し、大分戦を皮切りに週2試合ペースの連戦が続く。一喜一憂することなく、目の前の勝利を目指して戦わなければいけない。

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そして、迎えた試合当日。キックオフ約2時間半前にスタメンが発表された。ゴールマウスは曽ケ端が守り、最終ラインは右から広瀬、犬飼、町田、永戸が入った。ボランチはレオと三竿がコンビを組み、サイドハーフは右に土居、左に和泉、前線は遠藤とエヴェラウドが務める。ベンチには沖、関川、永木、荒木、白崎、伊藤、染野が座った。

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19時3分、 大分のキックオフで試合が始まった。試合の入り方に注意したかったアントラーズだが、試合開始早々に先制点を奪われてしまう。5分、ペナルティエリア手前で高澤にミドルシュートを打たれる。少し外に逃げる軌道を描いたボールは曽ケ端の逆を突き、ゴールネットに吸い込まれてしまった。

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開始早々の失点を喫したものの、アントラーズはすぐさま同点に追いつく。15分、ハーフウェーライン付近で相手がバックパスをミスすると、素早くエヴェラウドが反応する。ボールを拾うと、ドリブルでペナルティエリア内まで進入し、冷静にGKの動きを見極めて、右足を振り抜いた。シュートはゴールネットに突き刺さり、1-1の同点に追いついた。

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同点弾で勢いづいたアントラーズは、24分にも決定機をつくる。相手GKとDFの連係ミスでペナルティエリア手前にボールがこぼれると、土居が拾い、素早く遠藤にパスを出す。遠藤はダイレクトでゴールを狙ったが、シュートは惜しくも枠の上へ外れた。

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いい流れの時間が続くアントラーズは38分、土居がペナルティエリア内へパスを送ると、これに和泉が反応する。相手GK高木とボールを目掛けて競争になったが、一歩早く和泉が触り、両者が接触する。これがファウルの判定となり、アントラーズにPKが与えられた。40分、このPKをエヴェラウドが左側に蹴り込み、ゴールネットを揺らした。

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前半はこのまま2-1のスコアで終了し、ハーフタイムに突入した。

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後半に入っても、試合の主導権は変わらずアントラーズが握ったが、54分にピンチを迎える。コーナーキックの流れから大分にゴールネットを揺らされた。だがこれはオフサイドの判定となり、ノーゴールとなった。

そしてピンチの後にチャンスを得る。55分、右サイドでボールをもった遠藤は、ペナルティエリア右の深いゾーンへ走り込んだ土居へ絶妙なスルーパスを送る。相手に競り勝った土居がゴール前にラストパスを送ると、ボールを受けたエヴェラウドは体勢を崩しかけながらも、シュートを放ち、ゴール右下へとうまく流し込んだ。アントラーズが3-1とリードを広げた。

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その後もアントラーズは主導権を握りながら、試合を進めていった。84分には遠藤に代えて白崎、88分にはレオとの交代で永木、後半アディショナルタイム3分にはエヴェラウド、土居を下げて、伊藤、荒木をピッチへ送った。

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すると、試合終了間際の後半アディショナルタイム5分に再び歓喜の瞬間が訪れる。右サイドの広瀬がクロスを入れると、ニアサイドで荒木が逸らし、白崎がシュートする。一度は相手GKに弾かれるも、こぼれ球に伊藤が素早く反応し、ゴールへ流し込んだ。

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得点後、すぐに試合終了を告げるホイッスルが鳴った。開始早々に先制点を奪われる苦しい展開となったが、4-1のスコアでアントラーズが逆転勝利した。

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次はホームに戻り、中3日でYBCルヴァンカップ第2節 川崎F戦だ。ここから勢いをつけて連戦を戦うためにも、絶対に勝利する必要がある。すぐに気持ちを切り替え、また明日から準備を進めていく。

【この試合のトピックス】
・エヴェラウドが加入後初のハットトリック
・伊藤が今季初ゴール
・曽ケ端が今季初先発

スタッツ

大分トリニータ 鹿島アントラーズ
4 シュート 15
12 GK 13
3 CK 0
9 直接FK 10
3 間接FK 2
3 オフサイド 2
0 PK 1

試合データ

入場者数
4,225人
天候
晴、無風
気温 29.2℃ / 湿度 58.0%
ピッチ
全面良芝
主審
笠原 寛貴
副審
聳城 巧
村井 良輔
第4の審判員
日高 晴樹