FUJI XEROX SUPER CUP 2009
vsガンバ大阪
2009.2.28(土)13:35キックオフ
 
会場:国立競技場 ・観衆:36,880人・天候:晴のち曇
鹿島アントラーズ vs ガンバ大阪
3 3 前半 0 0
0 後半 0
6分:興梠 慎三
14分:マルキーニョス
39分:野沢 拓也(興梠 慎三)
得点
(アシスト)
 
44分:本山 雅志 警告 33分:中澤 聡太
38分:遠藤 保仁
44分:ルーカス
51分:山崎 雅人
88分:播戸 竜二
  退場  
52分:IN:増田 誓志
    (OUT:本山 雅志)
87分:IN:田代 有三
    (OUT:興梠 慎三)
89分:IN:大迫 勇也
    (OUT:マルキーニョス)
交代 45分:IN:播戸 竜二
    (OUT:中澤 聡太)
45分:IN:パク ドンヒョク
    (OUT:高木 和道)
69分:IN:佐々木 勇人
    (OUT:山崎 雅人)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
ダニーロ MF 11
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
パク チュホ MF 35
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
佐々木 竜太 FW 17
大迫 勇也 FW 34
 
ガンバ大阪
藤ヶ谷 陽介 GK 22
中澤 聡太 DF 2
山口 智 DF 5
高木 和道 DF 4
寺田 紳一 MF 8
明神 智和 MF 17
橋本 英郎 MF 27
安田 理大 MF 13
遠藤 保仁 MF 7
ルーカス FW 9
山崎 雅人 FW 30
 SUB
松代 直樹 GK 1
パク ドンヒョク DF 6
下平 匠 DF 19
佐々木 勇人 MF 16
武井 択也 MF 25
播戸 竜二 FW 11
平井 将生 FW 14
 
前半の3ゴールでG大阪に快勝! 今季初タイトルを獲得!!
 
2009シーズン開幕を告げる富士ゼロックススーパーカップで、昨シーズンのJリーグチャンピオンとして出場した鹿島が前半の興梠、マルキーニョス、野沢のゴールで天皇杯覇者のG大阪を3-0と撃破した。これで鹿島は4回目のゼロックス杯優勝となった。
 
 
 
序盤、G大阪がいきなりトップギアでのスタートを見せ、鹿島は防戦一方となる。しかし、最終ラインの冷静な対応と相手の拙攻にも助けられ、ゴールを割らせない。そして鹿島は効率の良い攻めで6分、CKから早くも先制点を奪う。キッカーの野沢が蹴ったボールに岩政が飛び込む。そしてそのこぼれ球を興梠が見事な左足ボレーで決めた。また14分、青木のパスを受けた興梠が新井場につなげ、そこからのクロスをマルキーニョスが競る。そのこぼれ球をマルキーニョスが再度押し込みゼロックス杯通算50ゴール目を決め、リードを2点に広げる。
 
 
 
いきなり2点のリードを奪った鹿島だが、その後もG大阪にボールをキープされ押し込まれる。だが、最終ラインの伊野波らが体を張って相手のシュートチャンスを防ぐ。そして39分、ダニーロのスルーパスから抜け出した興梠のクロスを野沢が合わせ、追加点を奪う。3バックで挑んできたG大阪のサイドに空いたスペースを前線のマルキーニョスと興梠がうまく使い、シュートは5本ながら45分で3ゴールを決めた鹿島。これでほぼ試合の行方を決め、強敵G大阪に3点差をつける理想的な形で前半を終えた。
 
 
 
後半に入り、3バックから4バックに変え、播戸を投入してきたG大阪にまたもや攻め込まれる。しかし、立て続けのピンチでもやはり最終ラインの安定感は崩れず、鹿島は安定した試合運びを見せる。圧巻だったのは70分、遠藤のFKから生まれた山口のヘディングシュートを曽ヶ端がセーブした場面。完全に失点したかと思われただけにこのナイスセーブはチームに落ち着きをもたらした。その後もリスクを負わず、無理に攻めない鹿島はG大阪の攻撃を防ぎきり、完封勝利。小笠原不在の中盤でも先発の本山、そして交代出場の増田が青木のパートナーをしっかりと務め上げた。
 
 
試合後、このゼロックス杯で3年連続優勝(97、98、99年)を果たしながらその後、2001年、2002年、2008年と3度連続敗北した悔しさを知る本山が「久しぶりに(ゼロックス杯)に勝てて嬉しい」と語った。「でもこれからがスタートだから」。そう前を向く本山を始め、選手たちの目には次の戦いしか映っていない。ついに2009シーズンが開幕した。
 
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
このまま終わらせるために、全体で守備のバランスを整えてゲームを進めよう。細かいポジションの修正をし、お互いに声をかけよう。できるだけ相手陣内でゲームを進めよう。
ガンバ大阪 :西野朗監督
  やろうとしていることは悪くない。やられている感じじゃない。局面の弱さだけ。もっとテンポを上げて、いいポジションを取って対応すること。まだ半分、ここからやり返せ!!
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  3-0という結果になったのには、ハーフタイムがひとつの分岐点だった。ハーフタイムには選手たちに無理に打ち合いに持ち込む必要はない、チャンスがあれば攻撃に出ればいいし、チャンスが無ければしっかりとバランスをとって対応することを伝えた。最後まで上手く試合運びができたと思う。今日は本当に素晴らしいスタートをきることができた。これは隠すことのできない率直な気持ち。だが、シーズンは長いのでこの結果に浮かれることなく、浦和との開幕戦に向けてしっかりと準備していきたいと思う。
ガンバ大阪 :西野朗監督
  今日は厳しいゲームなると思っていた。ガンバは今、システムを変えたり今シーズンのメンバーをどうしていくかを模索している段階。キャンプ中にやりたいと思っていた、3バックや前線の形を変えることをここで試せたというか、試させられたという感じだが、こういう厳しいゲームのなかで試せたことは次に繋がると思う。選手たちもこういう結果になったことで現状の自分たちを見つめることができたと思うし、これを次に繋げていかなければいけないと思っている。
 

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