Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第2戦
vs川崎フロンターレ
2009.7.29(水)19:00キックオフ
 
会場:等々力陸上競技場・観衆:13,581人・天候:曇
鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ
0 0 前半 0 3
0 後半 1
0 延前 2
0 延後 0
  得点
(アシスト)
89分:ジュニーニョ
94分:レナチーニョ(ジュニーニョ)
102分:鄭 大世
59分:小笠原 満男
111分:田代 有三
警告  
  退場 108分:菊地 光将
74分:IN:中田 浩二
    (OUT:本山 雅志)
82分:IN:ダニーロ
    (OUT:野沢 拓也)
85分:IN:田代 有三
    (OUT:興梠 慎三)
交代 65分:IN:レナチーニョ
    (OUT:山岸 智)
69分:IN:鄭 大世
    (OUT:矢島 卓郎)
80分:IN:黒津 勝
    (OUT:村上 和弘)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
パク チュホ MF 35
中田 浩二 MF 6
ダニーロ MF 11
田代 有三 FW 9
大迫 勇也 FW 34
 
川崎フロンターレ
川島 永嗣 GK 1
森 勇介 DF 19
菊地 光将 DF 17
伊藤 宏樹 DF 2
村上 和弘 DF 26
寺田 周平 MF 13
谷口 博之 MF 29
中村 憲剛 MF 14
矢島 卓郎 FW 15
ジュニーニョ FW 10
山岸 智 FW 8
 SUB
相澤 貴志 GK 21
井川 祐輔 DF 4
横山 知伸 MF 18
ヴィトール ジュニオール MF 11
黒津 勝 FW 7
レナチーニョ FW 34
鄭 大世 FW 9
 
鹿島、まさかの3失点。ナビスコ杯敗退決定。
 
 
準決勝進出を目前とした後半ロスタイム、一瞬の隙を突かれ、まさかの失点を喫するとそのダメージから醒めないまま、延長前半に立て続けに失点し、0-3で川崎に苦杯をなめた。これで第1戦でのアドバンテージを生かせないまま、鹿島のナビスコ杯敗退が決定した。
 
 
第1戦、ホームで1-0と勝利している鹿島は序盤、川崎の出方を探りつつボールをキープし、隙あらば前線のマルキーニョス、興梠を走らせ先制点を狙う。そして21分には小笠原のFKを岩政が見事なバックヘッドで捉えたが、これは惜しくも相手GKに阻まれた。
 
 
 
守っても、岩政、伊野波、曽ヶ端を中心とする守備陣が抜群の安定感を見せる。26分、クリアミスからジュニーニョに突破されるが、これは岩政が体を張ってストップ。また29分には中村に強烈なミドルシュートを放たれるも曽ヶ端が見事なセーブを見せ、事なきを得た。前半終了間際にはゴール前でピンチを招くが、内田、伊野波らが気合いの入った守備で切り抜ける。0-0と第1戦のリードを保ったまま、前半を終えた。
 
 
 
後半に入っても鹿島は試合をうまくコントロールした。75分には本山と交代したばかりの中田が立て続けに2本シュートを放つなど、1点を取らなければ敗退が決定してしまう川崎を追い込む。
 
 
そして82分には野沢に代え、ダニーロ、85分には興梠に代え、田代を入れ、0-0のまま逃げ切ろうとした鹿島だったが、最後の最後に悪夢は訪れた。4分のロスタイムも終わり、後は試合終了のホイッスルが鳴るばかりかと思われたその時、相手スローインからのリスタートに気を取られる。最後はジュニーニョに角度のないところから与えてはいけないゴールを決められた。
 
 
目前まで迫った準決勝進出を逃したダメージは大きく、ACL・FCソウル戦に続き今季2度目の延長戦に入ってもチームは精彩を欠いた。94分、ジュニーニョにクロスを入れられるとレナチーニョに頭で決められ、0-2。そして102分には鄭にダメ押しとも言える3点目を入れられ、ほぼ勝敗は決した。108分、菊地の退場劇で数的有利とはなるが、結局、このまま延長戦を終え、まさかの失点劇で今季のナビスコ杯準々決勝敗退が決定した。
 
 
ACLを失い、Jリーグ、ナビスコ杯、天皇杯の3冠を狙っていただけに敗北のダメージは計り知れない。しかし、前人未踏のリーグ3連覇を目指すチームにうなだれる暇はない。3日後の土曜日にはリーグ戦(vs広島)が待っている。もう一度、前を向き歩みを進める時が来た。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・もう一度、前線からの守備を徹底すること。
・確実につなぐ所と大きなサイドチェンジを使う所と攻撃にアクセントをつけろ。
・最後まで集中して戦うこと。
川崎フロンターレ:関塚隆監督
  ・攻守の切り替えを早く、集中して。
・各自が球際を強く、厳しく。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  アディショナルタイムで勝ち越しを手にすることもあったが、逆に負けや引き分けになることもあった。ゲームコントロールは立ち上がりからしっかりとしていたが、心理的な戦いになってくると選手たちには伝えていたし、早い時間帯で点を取りたいと心理的になり、サイドバックが高い位置にいて、あきらかなチャンスを作れていたこともあったと思う。
川崎フロンターレ:関塚隆監督
  集中力があり、内容もしっかりとした戦いができた。ロスタイム、延長戦で勝てたことにサポーターと選手に感謝したい。第1戦で0-1と劣性の中で、失点しないように落ち着いて90分戦おうと言ってきた。前半のうちに得点を決められていれば楽だったが、勝てて良かった。鹿島に勝ってベスト4に進めたことは非常に価値があること。両チームともに疲労のある中で苦しかったと思うが、そういったなかでもバランスをしっかりとってやれたことが勝因だと思う。
 

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