Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦
vs川崎フロンターレ
2009.7.15(水)19:00キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:7,935人・天候:晴
鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ
1 0 前半 0 0
1 後半 0
83分:小笠原 満男 得点
(アシスト)
 
70分:新井場 徹 警告 34分:鄭 大世
69分:レナチーニョ
  退場  
57分:IN:ダニーロ
    (OUT:本山 雅志)
74分:IN:大迫 勇也
    (OUT:興梠 慎三)
80分:IN:田代 有三
    (OUT:マルキーニョス)
交代 45分:IN:養父 雄仁
    (OUT:山岸 智)
55分:IN:レナチーニョ
    (OUT:久木野 聡)
84分:IN:黒津 勝
    (OUT:鄭 大世)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
パク チュホ DF 35
中田 浩二 MF 6
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
大迫 勇也 FW 34
 
川崎フロンターレ
川島 永嗣 GK 1
久木野 聡 DF 16
菊地 光将 DF 17
伊藤 宏樹 DF 2
村上 和弘 DF 26
寺田 周平 MF 13
谷口 博之 MF 29
中村 憲剛 MF 14
鄭 大世 FW 9
ジュニーニョ FW 10
山岸 智 FW 8
 SUB
杉山 力裕 GK 28
ヴィトール ジュニオール MF 11
横山 知伸 MF 18
養父 雄仁 MF 20
黒津 勝 FW 7
矢島 卓郎 FW 15
レナチーニョ FW 34
 
先ずは一勝!! 小笠原の体を投げ出したヘディング弾が決まり、1-0で快勝!!
 
 
準決勝進出のためにはホームでの先勝が必須条件だった鹿島だが、80分過ぎまで0-0の苦しい戦いを強いられる。しかし83分、キャプテン小笠原が体を張ったヘディングシュートで値千金の決勝ゴールを決めた。この1点を守りぬいた鹿島が、1勝のアドバンテージをたずさえ、2週間後の7月29日、アウェイ等々力に乗り込む。
 
 
 
試合序盤、ゴール前を固め、素早いカウンターを見せる川崎に対し、ポゼッションこそするもののなかなか相手ゴールまで辿りつけない。そんな中、鹿島へ最初に訪れたチャンスは19分、小笠原からのパスを受けた本山がゴール中央にドリブルで切り込み、シュートを放つ。しかしこれはゴールには飛ばず、チャンスを生かすことが出来ない。なかなか決定機を作れない鹿島は、野沢、マルキーニョスらが局面の打開を図ろうと個人技で仕掛ける。しかし川崎の堅守につかまってしまい、どうしてもシュートシーンを作れない。その後、フィールドプレイヤーに180cm以上の選手を6人そろえ平均身長で大きく上回る川崎に、サイド攻撃から高さを生かした攻撃で攻め立てられるシーンが多く見られるようになる。
 
 
 
すると27分、鹿島に前半最大のピンチが訪れる。ジュニーニョの突破から、中央の鄭大世がドンピシャのヘディングシュート。これは曽ヶ端がファインセーブを見せ、ゴールマウスからはじき出し難を逃れる。その後はお互いに決定機を作れず、結局0-0のまま前半を終えた。
 
 
 
後半に入るとレナチーニョを投入し、3トップでゴールを狙いに来る川崎に対し、鹿島はすぐさまダニーロを投入し、中盤でリズムを作る。67分に迎えた中村の直接FKも、またしても曽ヶ端がファインセーブを見せ、難を逃れる。ホームで何とか得点が欲しい鹿島は74分に大迫、80分に田代を投入し、1点を取りに行く。すると83分、内田のスローインから待望の先制点が生まれる。ゴール中央に放り込んだボールがワンバウンドし、逆サイドの小笠原へ。これに小笠原が体を投げ出し、頭でゴールに押し込んで値千金の決勝ゴールを決めた。終盤、黒津を投入し同点に追いつこうとする川崎を伊野波らDF陣が気持ちの入ったプレーで虎の子の1点を守りきり、鹿島がホームでの第1戦を1-0と勝利で終えた。
 
 
 
「フロンターレ相手に無失点で抑えたことは大きい」と試合後に岩政が語ったように、得点力に定評がある川崎相手に完封勝利を収めたのは大きい。しかしホーム&アウェイで行われるのがヤマザキナビスコカップであり、2週間後に行われる川崎での第2戦が重要となってくる。試合後の小笠原は、「2試合のうちの1つを勝っただけ。次も勝ちたい」と勝利の余韻に浸ることなく気合いを入れた。鹿島は「1-0」という大きなアドバンテージを持って、7月29日に行われる第2戦のアウェイ等々力に乗り込む。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・攻撃している時でも必ずリスクマネージメントをするように
・攻撃はもっと連動性のある動き出しで崩せ
・後半もセットプレーで集中すること
川崎フロンターレ:関塚隆監督
  ・中央、サイドのバランスを意識して攻守の切り換えを早く
・最後の精度 落ち着いてプレーする
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  前半から含めて全体のバランスを崩さずに保っていくことを注意していた。昨年から相手が守備的な戦法をとってくることが多いが、自分たちのホームで試合を決めることが大事。我々が守備をしっかりと保ってカウンターからチャンスを作るという戦いを相手も予想していたと思うが、我々は慌てずにやっていく、しっかりとチャンスをものにすることを意識してプレーしていた。それが終盤でしっかりと勝ち点につながったのだと思う。今日のゴールも途中から交代して入ったダニーロ、田代、大迫選手らが絡んでいたし、最後の小笠原選手の勇気を持って体ごとゴールするという姿勢が勝利へとつながった。毎日の積み重ね、努力、練習が結果につながっている。そして素晴らしい攻撃力を持ったフロンターレを抑えようという選手全員の戦いが今日の勝利につながったのだと思う。
川崎フロンターレ:関塚隆監督
  ホーム&アウェイの戦いのなかで、今日は両チームともにお互いが隙を突くサッカーをしていたと思う。我々もチャンスがあったしボールも回っていた。後半、得点を狙いにいったが逃げのサッカーになったときに相手につけ込まれてしまった。こういった戦いで1人1人がしっかりと集中していなければいけない。0-1という結果ではあったが、ここからがスタート。リターンマッチである次の第2戦にむけて準備してやっていきたい。
 

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