2009Jリーグ ディビジョン1 第8節
vsヴィッセル神戸
2009.4.29(水・祝)19:04キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム ・観衆:14,473人・天候:晴
鹿島アントラーズ vs ヴィッセル神戸
1 1 前半 0 0
0 後半 0
1分:岩政 大樹(野沢 拓也) 得点
(アシスト)
 
71分:野沢 拓也 警告 47分:マルセウ
69分:茂木 弘人
77分:田中 英雄
  退場  
38分:IN:興梠 慎三
    (OUT:マルキーニョス)
57分:IN:増田 誓志
    (OUT:本山 雅志)
79分:IN:新井場 徹
    (OUT:内田 篤人)
交代 45分:IN:マルセウ
    (OUT:アラン バイーア)
76分:IN:金 南一
    (OUT:ボッティ)
76分:IN:岸田 裕樹
    (OUT:吉田 孝行)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
大迫 勇也 FW 34
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
増田 誓志 MF 14
遠藤 康 MF 25
興梠 慎三 FW 13
佐々木 竜太 FW 17
 
ヴィッセル神戸
榎本 達也 GK 1
石櫃 洋祐 DF 25
北本 久仁衛 DF 4
宮本 恒靖 DF 14
河本 裕之 DF 5
アラン バイーア MF 8
松岡 亮輔 MF 26
田中 英雄 MF 18
ボッティ MF 10
茂木 弘人 FW 21
吉田 孝行 FW 17
 SUB
徳重 健太 GK 30
小林 久晃 DF 2
丹羽 竜平 DF 33
金 南一 MF 6
馬場 賢治 MF 22
マルセウ FW 9
岸田 裕樹 FW 27
 
J通算1000ゴールとなる岩政の強烈ヘディングシュートが炸裂。
首位の座に返り咲く勝点3!!
 
チームのJリーグ通算1000ゴール、そして秋田豊の持つ鹿島DF最多得点記録更新と記録ずくめとなった岩政の決勝弾で1-0と神戸を撃破した。これで3試合ぶりの勝利を手にした鹿島はライバルの浦和、新潟を抜き再び首位に返り咲いた。
 
 
 
キックオフ直後、いきなり岩政が魅せた。開始1分、野沢が蹴った右サイドのCKをニアサイドで待ち構えていた岩政がドンピシャのヘッドを決め、早くも1-0。そしてこのゴールがJリーグ最速のチーム通算1000ゴールとなった。その後も、出場停止明けの小笠原を中心に前線からの早いプレスで神戸のチャンスを潰す。早い時間で先制点を奪えたことにより、試合を優位に進める鹿島は追加点を奪うべく、前へ前へと出る。23分には左サイドを駆け上がったパクが中央の青木へボールをつなぐ。そして青木が強烈なミドルシュートを放つが、これは惜しくも枠の外に外れてしまった。前半は神戸に対しわずか2本のシュートチャンスしか与えず、1-0とリードしたままハーフタイムに入った。
 
 
 
 
後半、3バックから4バックへとシステムを変更した神戸に攻め込まれるシーンが多く見られるようになった。茂木、マルセウのミドルシュートと立て続けにゴールを脅かされるが、曽ヶ端を中心とした守備陣が守りきる。すると65分、耐えていた鹿島に決定機が訪れる。右サイドを駆け上がった内田が中央の野沢へクロスを送る。これを受けた野沢がワンタッチで増田へラストパス。このボールを受けた増田がミドルシュートで狙ったが惜しくも枠の外に外れてしまう。
 
 
 
試合終盤、連戦の疲れで足が止まり始めた鹿島だが、守護神曽ヶ端が後方から大声でチームを奮起させ、わずか5本のシュートチャンスしか作らせない鉄壁の守備を見せた。結局、試合はそのまま終了し、鹿島が開始1分の先制弾を守りぬき3試合ぶりの勝利を手にした。
 
 
93年、Jリーグ初年度の開幕戦となったホームでの名古屋戦で、ジーコが第1号を記録してから17年目。またしてもホーム・カシマスタジアムで鹿島にとって偉大な金字塔が生まれた。また、このゴールで岩政は、秋田豊が持つ鹿島DF最多得点記録の20ゴールを上回り、「鉄人超え」を果たした。そして、鹿島はこの勝利により浦和、新潟を抜いて再び首位に返り咲いた。「ACLを戦いながら1位にいることは素晴らしいこと」と岩政が語ったように、この調子で千葉戦、ACL・水原三星戦と勢いに乗っていきたいものだ。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・攻撃している時でも守備のバランスを崩さないようにすること。
・1つ1つのプレーを正確にやること。
・後半も集中していこう。
ヴィッセル神戸:カイオ・ジュニオール監督
  ・まずは1点取りにいこう。
・マルセウの高さを生かそう。
・サイドバックのうらのスペースを使っていこう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  正直いえば、今日は自分たちから流れを失ってしまった試合だった。1-0でリードしたなかで、2-0、3-0とするチャンスを作れていたのにも関わらず最後に決めることができなかった。後半、相手のペースとなり苦しい時間帯があったかもしれないが、それほど大崩れすることはなかったし、選手たちはよくやってくれたと思う。
マルキーニョスについては、ケガの疑いがあり、今検査をしてもらっているところ。
J通算1000ゴール達成については、大変嬉しく思う。記念すべきゴールの試合で自分が指揮をするということは名誉なこと。岩政については、彼の戦う姿勢や努力は素晴らしい。良い形で記念ゴールとして反映されて自分としても嬉しく思う。彼にはおめでとうと伝えたい。
ヴィッセル神戸:カイオ・ジュニオール監督
  今日は前半がアントラーズ、後半は我々がペースを掴んだ試合であった。前半は2トップで臨んだが、立ち上がりから相手の攻撃でなかなか思うようにプレーができずにすぐに失点してしまい、難しい試合となってしまった。後半からマルセウを入れてシステムを変えて臨み、カウンター攻撃や中盤のパスもつなげられるようになりチャンスもできて、あとはゴールを取るだけだったが最後に決めることができずに非常に残念に思う。
 

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