2009Jリーグ ディビジョン1 第6節
vs横浜F・マリノス
2009.4.18(土)15:05キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム ・観衆:18,730人・天候:晴のち曇
鹿島アントラーズ vs 横浜F・マリノス
0 0 前半 0 0
0 後半 0
  得点
(アシスト)
 
78分:小笠原 満男
89分:岩政 大樹
警告 18分:小椋 祥平
  退場  
54分:IN:興梠 慎三
    (OUT:大迫 勇也)
61分:IN:増田 誓志
    (OUT:本山 雅志)
78分:IN:新井場 徹
    (OUT:内田 篤人)
交代 72分:IN:坂田 大輔
    (OUT:渡邉 千真)
72分:IN:金井 貢史
    (OUT:丁 東浩)
83分:IN:齋藤 学
    (OUT:山瀬 功治)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
大迫 勇也 FW 34
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
増田 誓志 MF 14
遠藤 康 MF 25
興梠 慎三 FW 13
佐々木 竜太 FW 17
 
横浜F・マリノス
榎本 哲也 GK 1
金 根煥 DF 15
松田 直樹 DF 3
中澤 佑二 DF 22
丁 東浩 MF 34
小椋 祥平 MF 30
兵藤 慎剛 MF 17
田中 裕介 MF 5
狩野 健太 FW 14
渡邉 千真 FW 9
山瀬 功治 FW 10
 SUB
秋元 陽太 GK 31
金井 貢史 DF 24
田代 真一 DF 23
長谷川 アーリアジャスール MF 29
水沼 宏太 MF 20
齋藤 学 FW 19
坂田 大輔 FW 11
 
鹿島、悔しいスコアレスドロー。J通算1000ゴールもおあずけ
 
カシマでスコアレスドローという悔しいドローに終わった。前節を終えた時点でJ通算1000ゴールまで後2つと迫っていた鹿島だったが、横浜FMに守りきられて最後まで歓喜の瞬間は訪れなかった。またキャプテンの小笠原が今季4枚目のイエローカードを受け、次節は出場停止となるなど厳しい7連戦の幕開けとなった。
 
 
 
J通算1000ゴール達成の期待が高まるカシマスタジアムだったが、前半は前線からプレスをかけてくる横浜FMに手こずる場面が多く目立つ。特に最初の30分はほぼ横浜FMのペースで試合をさせられたと言っても良かった。その後、ややペースを取り戻した鹿島は本山、野沢らが得意のパスワークで横浜FMゴールに迫る。32分過ぎの野沢が放った左足シュート、また35分の本山のダイレクトシュートなどは惜しくもクロスバーの上を越えたが、得点への形がおぼろげに見えた場面だった。守ってはカウンターから兵藤に放たれた致命的なシュートがポストに当たり救われるなどの幸運もあり、スコアレスのまま、前半を終えた。
 
 
 
 
後半に入って、オリヴェイラ監督はすぐに動いた。なかなか攻撃の形が作られない前線を活性化すべく、54分、大迫に代え興梠をピッチに送り出す。そしてこの興梠が鹿島の攻撃にリズムを作る。55分、内田のクロスからヘディングシュートを放つがこれはクロスバーの上を越える。65分には小笠原のロングパスをヘディングで落とし、マルキーニョスに絶好のパスを送る。ここからマルキーニョスがクロスバーをかすめる強烈なシュートを放った。なかなかゴールは生まれなかったが、興梠、61分に本山に代わって入った増田、78分に内田と代わった新井場らがゴールを奪うべく、必死にボールを追った。そして80分、新井場が右サイドを突破し、つかんだCKから増田が強烈なヘディングシュートを見せる。これは完璧に決まったかと思われたが、不運にも相手GK正面を突く。89分には新井場のクロスにマルキーニョスが飛び込むもゴールわずか左に外れた。
 
 
 
鹿島は最後の最後までゴールを奪いに行ったが、横浜FMの粘り強い守備に打ち勝てず、スコアレスドローに終わった。今季初の無得点試合、そしてJ通算1000ゴールという大記録も残り2ゴールで足踏み状態という結果となったJ1第6節。チームの大黒柱である小笠原が今季4枚目のイエローカードを受け、累積警告により次節は出場停止となるなど、決して状況は良くない。しかし、4日後にはACL・SAF戦が、そして25日には山形戦が待ち構える。「全冠制覇」のためにしっかり気持ちを切り替えて臨むべきだろう。
 
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・後半は特にセットプレーに注意、集中すること。
・相手の中盤のマークを明確にすること。
・奪ったボールを大事につなごう。3バックの背後を狙え。
横浜F・マリノス :木村浩吉監督
  ・集中してプレイできている。
・守備の時に無駄なファウルをしないこと。
・恐がらずラインを上げて行こう。
・お互い声をかけ、最後までやりきろう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  前半の入り方として最初からスペースを消さないこと、すぐに上がらないという狙いがあった。タイミングを見て攻撃に上がるように指示していたが、後半に入ってきちんとできていたと思う。ただ、今日は自分たちの狙いとしているものがいつも練習で行っているものと食い違っていた。他の試合では内容が悪くて勝ち点3を取れていたのに、今日の方が内容的には良かったがチャンスがあったのに決め切れなかった。これは運だけではない。最後にしっかりと詰めていれば勝ち点3は取れていたと思う。

内田の交代については、今日は彼の調子がおもわしくなかった。後半、坂田が入ってきたので、彼の特徴からすると右サイドを狙ってくることは予想していたので新井場を投入し、守備の安定性と攻撃のバリエーションを増やせればと(内田を)交代させた。
横浜F・マリノス :木村浩吉監督
  前節、神戸相手に初勝利し、いい感じで今日の試合を迎えた。アウェイでありながら前半の試合の入り方は良かったが、後半は押し込まれる場面が多くきちっとポゼッションできずに攻撃参加につなげていくことが少なかった。
アントラーズ、ガンバ、フロンターレといったチームはやることがしっかりしているチーム。強豪のチームであるアントラーズ相手に互角以上の戦いをして勝とうとは思っていたのだが、思うように(ボールを)つなげられずに内容としては不満。最初から引き分け狙いで戦っているわけではないので、今日の0-0というスコアに対してももちろん不満はある。次に向けて1週間、徹底してやっていきたい。
 

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