2009 J1 第32節
vs京都サンガF.C.
2009.11.21(土)14 :04 キックオフ
 
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場・観衆:14,043人・天候:晴
鹿島アントラーズ vs 京都サンガF.C.
1 1 前半 0 0
0 後半 0
36分:野沢 拓也 得点
(アシスト)
 
44分:小笠原 満男 警告 55分:増嶋 竜也
60分:森下 俊
  退場  
75分:IN:ダニーロ
    (OUT:本山 雅志)
84分:IN:佐々木 竜太
    (OUT:田代 有三)
89分:IN:青木 剛
    (OUT:興梠 慎三)
交代 82分:IN:金 成勇
    (OUT:増嶋 竜也)
89分:IN:中村 太亮
    (OUT:安藤 淳)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
大岩 剛 DF 4
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
中田 浩二 MF 6
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
田代 有三 FW 9
興梠 慎三 FW 13
 SUB
小澤 英明 GK 1
パク チュホ MF 35
増田 誓志 MF 14
ダニーロ MF 11
青木 剛 MF 15
佐々木 竜太 FW 17
大迫 勇也 FW 34
 
京都サンガF.C.
水谷 雄一 GK 21
増嶋 竜也 DF 24
水本 裕貴 DF 4
李 正秀 DF 14
森下 俊 DF 19
林 丈統 MF 11
佐藤 勇人 MF 7
安藤 淳 MF 16
角田 誠 MF 26
柳沢 敦 FW 13
ディエゴ FW 10
 SUB
平井 直人 GK 1
西野 泰正 DF 2
染谷 悠太 DF 6
シジクレイ MF 3
中山 博貴 MF 15
中村 太亮 MF 17
金 成勇 FW 28
 
鹿島、公式戦5連勝!! 野沢の鮮やかミドルで暫定首位に返り咲く!!
 
先週行われた天皇杯神戸戦に続き、またしても天才の輝きが見られた。その野沢の鮮やかなミドルシュートで先制した鹿島が最後までゲームを支配し、リーグ3連覇への執念で公式戦5連勝を飾った。
 
 
 
試合序盤、この試合に勝利してJ1残留を決めたい京都に幾度となく攻め込まれるシーンが見られるが、累積警告で出場停止の岩政に代わりセンターバックを務める大岩、そして伊野波の2人が落ち着いた対応を見せ、最後の仕事をさせない。さらに攻撃陣も奮起する。昨シーズンのFC東京戦以来となるおよそ1年1か月ぶりとなるリーグ戦先発出場となった田代が打点の高いヘディングで起点を作れば、パートナーの興梠も前線からのプレスで献身的に走り回り、相手のボールを奪い取る。26分にはディエゴ、柳沢、林と前線3人の連係で裏を取られヒヤリとする場面があったが、林のシュートは枠を大きく外れ難を逃れる。
 
 
 
攻守の入れ替わりが激しい一進一退の攻防戦。試合を動かしたのは、やはり『ミスタークライマックス』こと、野沢だった。36分、後方からのクロスを田代が打点の高いヘディングで競り勝ち、走り込んできた野沢へ落とす。迷わず右足を振り抜いた野沢のシュートは綺麗な弾道を描き逆サイドのポストへ当たると、これがゴールに吸い込まれ先制点を奪う。終盤戦で圧倒的な決定率を誇る野沢の鮮やかな先制弾で、鹿島が1点のリードを得て前半を折り返した。
 
 
 
 
「タクが点を取るまでは縦へ縦へと行き急いでしまっていた。1点取ったことでその後は落ち着いてボールを回せた」。試合後に本山がそう話す様に先制点を奪ったことで余裕が出来た鹿島は、後半に入るとピッチを広く使い、落ち着いたボール回しでゲームを組み立てる。惜しくもゴールとはならなかったが、74分には右サイドで内田から興梠、そして田代を経由し再び内田へ。流れるようなパス回しで京都DFを翻弄する。その後、ダニーロ、佐々木、青木と次々にフレッシュな選手を投入する鹿島は、タイトルへの執念を見せんばかりと最後の最後までボールを追いかけ回した。
 
 
 
「鹿島らしい勝利だった」。試合後の選手たちは口々にそう話した。この勝利によって公式戦5連勝となった鹿島は、首位川崎Fが明日の開催となるため、暫定ながら首位に返り咲いた。マルキーニョス、岩政と主力の不在を感じさせない総力戦で勝利をもぎ取った鹿島は、最高の形でホーム最終戦となるG大阪との大一番を迎えることとなった。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・全体の守備のバランスを崩さず、最後まで集中力を切らさずに戦うこと。
・前線ではあわてずに落ち着いてボールをつなごう。
京都サンガF.C.:加藤久監督
  ・ボールを奪われた時は攻守の切り替えを早く。
・不用意にボールをとられないように。
・ひとりひとりがプラスアルファーの力を出そう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  重要な試合だが、いつも通り自分たちがやるべきことをやろうと試合に入った。相手の攻撃陣にタレントが多いので安定した守備をして、バランスを崩さずにしていればどこかのタイミングでスペースができてチャンスができると思っていたし、今日はそれがうまくいったと思う。相手に明らかなチャンスをまったく与えなかったし、ゲームコントロールがうまくできた。選手たち全員の姿勢が良かった。
京都サンガF.C.:加藤久監督
  今日の結果は非常に残念だし、悔しいが、しっかりと受けとめないといけない。我々にはJ1に残るという明確な目標があって、今日の選手たちは目標に向かってファイトしてくれたと思う。アタックゾーンまでボールは運べたが、最後の仕事をさせてもらえなかった。失点の場面はしょうがなかった。誰がミスをしたとかではなく、優勝を争っているチームはああいうところで決め切ってしまう。相手の力が0-1という結果を表わしていると思う。
 

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