2009 J1 第28節
vsアルビレックス新潟
2009.10.4(日)16:04キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:19,288人・天候:晴
鹿島アントラーズ vs アルビレックス新潟
0 0 前半 1 1
0 後半 0
  得点
(アシスト)
28分:マルシオ リシャルデス
77分:伊野波 雅彦 警告  
  退場  
61分:IN:ダニーロ
    (OUT:本山 雅志)
78分:IN:田代 有三
    (OUT:興梠 慎三)
81分:IN:増田 誓志
    (OUT:野沢 拓也)
交代 78分:IN:酒井 高徳
    (OUT:三門 雄大)
83分:IN:松尾 直人
    (OUT:内田 潤)
89分:IN:ディビッドソン 純マーカス
    (OUT:松下 年宏)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
パク チュホ DF 35
中田 浩二 MF 6
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
大迫 勇也 FW 34
 
アルビレックス新潟
北野 貴之 GK 1
内田 潤 DF 17
千代反田 充 DF 5
永田 充 DF 6
ジウトン DF 29
三門 雄大 MF 14
本間 勲 MF 15
マルシオ リシャルデス MF 10
松下 年宏 MF 7
大島 秀夫 FW 16
矢野 貴章 FW 11
 SUB
黒河 貴矢 GK 22
中野 洋司 DF 2
松尾 直人 DF 28
ディビッドソン 純マーカス MF 4
酒井 高徳 MF 24
エヴェルトン サントス FW 8
川又 堅碁 FW 18
 
またしても一瞬のスキを突かれ、0-1の敗戦。まさかの4連敗で首位陥落
 
終始ゲームをコントロールした鹿島だったが、またしても一瞬のスキを突かれ、悔しい敗戦を喫した。終盤にはダニーロや田代を投入し最後まで気持ちの入ったプレーで1点を狙い続けたが、最後まで新潟の牙城を崩すことが出来なかった。これで鹿島はリーグ戦4連敗。2003年に延長Vゴール制を廃止して以来、90分内でのワーストタイ記録を打ち立てることとなってしまった。
 
 
 
前日に行われた2位清水の試合が引き分けに終わったため、暫定2位でこの試合を迎えた鹿島は、試合序盤から積極的なプレスを仕掛け首位奪回を狙う。すると7分、鹿島に最初のビッグチャンスが訪れる。相手陣営で横パスをカットした新井場が、フリーの状態でミドルシュートを放つ。これは惜しくもGKにセーブされてしまうが、このプレーをきっかけに鹿島が怒涛の攻撃を見せる。1分後には小笠原のミドルシュート、17分には本山が巧みな足技で相手DFをかわしハーフボレー。得点こそならなかったもののゴールの匂いを感じさせるシーンが続く。その後も新潟にチャンスらしいチャンスを作らせない鹿島だったが、28分にまたしても一瞬のスキを突かれてしまう。中盤で攻撃の起点となったマルシオ リシャルデスにそのままゴール前へ走り込まれると最後は豪快なボレーシュートを決められ、4試合連続となる先制点を献上してしまった。この後、意気消沈した鹿島は前節に続き、またしても追いかける展開のまま前半を終えた。
 
 
 
後半に入り、先制点を奪ったことでさらに守備的な布陣となった新潟に対し、もう一度奮い立ち素早い攻守の切り替えで新潟ゴールに迫る。52分には左サイドの新井場のクロスをマルキーニョスが胸トラップ。このボールを受けた野沢が、ゴール左隅に狙うも惜しくも枠を外れてしまう。相手選手を上回る集中力と球際の強さ、そして勝利への強い気持ちを見せる鹿島だが、深い陣営を引く新潟守備陣を崩しきれず、無情にも時間だけが過ぎていく。81分には、セットプレーのこぼれ球をダニーロが左足で狙うも、相手GKのファインセーブに阻まれてしまう。終了間際には岩政までをも前線に上げ、パワープレーでゴールを狙いに行くも最後の牙城を崩すことが出来ず、試合終了のホイッスルを聞くこととなってしまった。
 
 
 
 
「ここでダメだと思ったら終わりなので、顔を上げてやっていくしかない。チームやスタッフ、サポーターが一丸となって奇跡を起こせるように信じてやっていきたい」。この日誰よりもピッチを走り回った新井場は、唇をかみしめながら試合後にそう語った。今シーズン、リーグ戦17戦無敗のリーグ新記録を打ち立てた鹿島が、終盤戦に入りまさかの4連敗。リーグ3連覇へ向けて最大の正念場を迎えた。
 
 
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・後半はもっと守備的にくるだろうから、まず落ち着いて攻撃しよう
・両サイドから崩していこう
・必ず逆転しよう
アルビレックス新潟:鈴木淳監督
  ・ナイスゲーム、いいゲームをしている。結果を出して帰ろう
・プレッシングはいい。セカンドボールを拾おう
・あわてずにボールをつないでいくこと
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  (厳しい状況が続いているが)こういった経験は何度もしている、やるべきことはやってきた。前節に比べれば選手たちは積極的に向かう姿勢もあったしアグレッシブさも出ていた。これからもやるべきことをしっかりとやり続けることが大切だと思っている。チャンスの数を考えれば相手より多かったし、リズムを失ったのも失点した直後だけ。後半は曽ケ端も全体を見ている方が多かった。落ち着いて決定的な場面を決められなかったのが原因。しっかりとチャンスを決めて入れば結果は違っていたと思う。
(優勝にむけて)今日の敗戦でどうこうということはない。6試合勝ち点18をしっかりと取りにいくことで自分たちの結果が出せる。良い時期もあれば悪い時期もある。最後まで全力を尽くして戦っていきたい。
(Q:試合後スタンドからは多くの声援があったが?)
サポーターも一丸となって戦っているという意識を見せてくれた。サポーターは心強い存在であって彼らの影響力は多大。毎試合勝ってほしいという思いは我々にも伝わっている。彼らの声援で我々がその後押しを受けてしっかりとやるべきことをやり続けていくことによっていい結果をもたらして恩返しをしたい。
アルビレックス新潟:鈴木淳監督
  厳しいゲームだったが、勝ち点3を持って新潟に帰れることを嬉しく思うし、新潟から駆けつけてくれた多くのサポーターに感謝したい。1対1では互角に戦えないので組織を通じて戦うことに徹底した。90分間、選手たちは良く集中して戦ってくれたおかげで勝ち点3を取ることができ、しっかりチャンスをものにすることができた。今日は勝って非常によかった。あと6戦あるので我々の持ち味をしっかりと出して戦っていきたい。
 

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