2009 J1 第22節
vsヴィッセル神戸
2009.8.19(水)19:00キックオフ
 
会場:ホームズスタジアム神戸・観衆:17,432人・天候:晴
鹿島アントラーズ vs ヴィッセル神戸
0 0 前半 1 1
0 後半 0
  得点
(アシスト)
0分:大久保 嘉人
13分:小笠原 満男
83分:新井場 徹
警告 86分:大久保 嘉人
  退場  
55分:IN:田代 有三
    (OUT:興梠 慎三)
66分:IN:中田 浩二
    (OUT:大岩 剛)
73分:IN:佐々木 竜太
    (OUT:大迫 勇也)
交代 67分:IN:小林 久晃
    (OUT:近藤 岳登)
81分:IN:吉田 孝行
    (OUT:ボッティ)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
ダニーロ MF 11
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
大迫 勇也 FW 34
 SUB
小澤 英明 GK 1
中田 浩二 MF 6
パク チュホ MF 35
増田 誓志 MF 14
遠藤 康 MF 25
田代 有三 FW 9
佐々木 竜太 FW 17
 
ヴィッセル神戸
榎本 達也 GK 1
近藤 岳登 DF 23
北本 久仁衛 DF 4
河本 裕之 DF 5
松岡 亮輔 DF 26
ボッティ MF 10
金 南一 MF 6
宮本 恒靖 MF 14
古賀 誠史 MF 16
大久保 嘉人 FW 50
茂木 弘人 FW 21
 SUB
徳重 健太 GK 30
小林 久晃 DF 2
石櫃 洋祐 DF 25
朴 康造 MF 7
吉田 孝行 MF 17
田中 英雄 MF 18
松橋 章太 FW 11
 
開始直後の失点を最後まで返せず。0-1と悔しい敗北
 
 
キックオフの笛が鳴って1分も満たないまま、大久保に先制ゴールを決められた鹿島が、再三の追い上げも虚しく0-1のまま今季リーグ3敗目を喫した。最後まで神戸の粘り強い守備を崩せず、消化不良のゲームとなったが、2位川崎、3位新潟が共に負けたため、勝点差を詰められずに首位の座をキープしたことだけが唯一の救いとなった。
 
 
平日のナイトゲームにもかかわらず、1万7,432人とほぼ満員となったホムスタで前半0分、いきなり試合が動いた。右サイドからの相手スローインの処理を誤り、このこぼれ球がゴール前の大久保へ渡ってしまう。これを冷静にゴール左へと流し込まれ、鹿島はあっという間に先制点を献上してしまった。あまりにも早い時間帯での失点で動揺したのか、鹿島はその後も自らのミスからなかなかリズムを作れず、神戸に更なるチャンスを与えてしまう。15分過ぎには先制ゴールで勢いに乗る大久保から立て続けにシュートを放たれるが、これは曽ヶ端がファインセーブでチームを救った。
 
 
 
その後も我慢の時間帯が続いたが、36分にはこの日久々の先発出場となった大迫がチャンスを演出する。ダニーロからのボールを左サイドで受けた大迫はドリブルでタメを作り、ゴール前に走り込んだダニーロにクロスを送る。これをダニーロがタイミング良くヘディングで合わせたが、これは惜しくもクロスバー直撃となった。慌ただしい失点劇から何とか持ち直した鹿島が、いい形を作り出して前半を終えた。
 
 
 
だが後半に入り、「守ってカウンターを狙うチームに先制点を与えてしまったことが大きい」と試合後に青木が語ったように守備を固めてのカウンターに終始する神戸に対し、攻めあぐねる。さらには劣悪なピッチコンディションにも苦戦し、得意のパスワークからの形が作れない。
 
 
膠着状態を打破するため、オリヴェイラ監督は55分という早い時間帯に興梠を下ろし長身の田代をピッチへ送り込む。この田代を中心とした空中戦から活路を見出したかに見えたが、セカンドボールを拾った後の一工夫が足りずゴールを奪うことができない。66分に大岩に代え中田、73分には大迫に代え佐々木を投入し攻め続けるもタイムアップ。ロスタイムに得たCKで曽ヶ端までもゴール前に上がる執念を見せた鹿島だったが、最後の最後まで同点に追いつくことはできなかった。
 
 
 
これで鹿島は8月1日の広島戦に続き、アウェイゲーム2連敗となってしまった。試合後、「今のウチには攻撃の連動性がない。個人でいいプレーをしないとチャンスが生まれていない」と岩政が語ったようにここ最近、中盤での組み立てがうまく出来ていないことは事実だ。だが2位川崎、3位新潟も足並みを揃えるかのように共に負けたため、勝点差は8のまま、首位の座を独走中だ。この正念場を乗り切り更なる飛躍を見せることが、前人未踏の3連覇を目指す上での必要条件なのかも知れない。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・まず後半は落ち着いて試合を進めること。
・相手のカウンターに注意すること。
・繰り返しのサイドチェンジをすることでスペースが生まれるのでそこを使え。
ヴィッセル神戸:三浦俊也監督
  ・サイドからの攻撃に注意すること
・セカンドボールをしっかりひろおう
・守りきると思うな!もう1点取りにいこう!!
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  アントラーズが悪い試合をしたとは思っていないし、良い試合をしたと思っている。何度かチャンスもあったし、それを決めていれば。ヴィッセルは開始直後にラッキーな形で得点を決めて、それからは後ろにさがって攻撃的なアクションを起こしてこなかった。今日は興梠と大迫の2トップだったが、2人で勝っている試合もあるので、違和感なく試合に入ることができたと思う。
ヴィッセル神戸:三浦俊也監督
  前半、簡単に点が入り、それから30分くらいはアグレッシブに動けていたし、もう1点入ってもおかしくなかった。それからだんだん鹿島もボールを動かせるようになってきたが、中央突破をされることはなかった。後半は守備の時間が多かったが、鹿島のホームで戦った時と同じような形だったので、これでイーブンになったかなと思っている。
 

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