2009 J1 第20節
vsサンフレッチェ広島
2009.8.1(土)19:03キックオフ
 
会場:広島ビッグアーチ・観衆:22,225人・天候:曇
鹿島アントラーズ vs サンフレッチェ広島
0 0 前半 1 1
0 後半 0
  得点
(アシスト)
35分:佐藤 寿人
30分:岩政 大樹 警告 81分:青山 敏弘
  退場  
63分:IN:大迫 勇也
    (OUT:マルキーニョス)
65分:IN:佐々木 竜太
    (OUT:興梠 慎三)
70分:IN:中田 浩二
    (OUT:本山 雅志)
交代 77分:IN:高萩 洋次郎
    (OUT:佐藤 寿人)
83分:IN:楽山 孝志
    (OUT:李 漢宰)
84分:IN:盛田 剛平
    (OUT:高柳 一誠)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
中田 浩二 MF 6
ダニーロ MF 11
佐々木 竜太 FW 17
大迫 勇也 FW 34
 
サンフレッチェ広島
中林 洋次 GK 34
森脇 良太 DF 24
ストヤノフ DF 2
槙野 智章 DF 5
李 漢宰 MF 16
青山 敏弘 MF 6
中島 浩司 MF 35
服部 公太 MF 17
高柳 一誠 MF 25
柏木 陽介 MF 10
佐藤 寿人 FW 11
 SUB
下田 崇 GK 1
横竹 翔 DF 22
盛田 剛平 DF 19
岡本 知剛 MF 32
楽山 孝志 MF 33
高萩 洋次郎 MF 15
平繁 龍一 FW 18
 
アウェイ広島の地で0-1と悔しい敗戦。リーグ戦無敗記録が17でストップ
 
 
ヤマザキナビスコカップ敗退の悪夢から3日後、アウェイ広島の地で更なる屈辱を味わった。35分、広島のエース佐藤(寿)に先制点を決められるとそのまま守りきられ、0-1と敗戦。後半にはマルキーニョス、興梠に代え、大迫、佐々木を投入する積極采配に出たオリヴェイラ監督だったが、ここ最近の悪い流れを変えることは出来なかった。また、この敗戦で第3節の広島戦から続くリーグ無敗記録は17でストップすることとなった。
 
 
序盤、自陣で守備を固め相手の出方をうかがう広島に対し、鹿島は両サイドのスペースを有効に使い攻撃のリズムを作る。5分には野沢がマルキーニョスにつなぎ、再びボールを受けた野沢が角度のない所からシュートを放つが、これはDFにクリアされてしまう。
 
 
 
「広島は低い位置からつないでくるのが分かっていたので、前線からの守備も含め積極的に行った」。試合後、本山がそう語るように、本山のドリブル突破や野沢のミドルシュートなど前半の早い時間帯から積極的な攻撃でゴールを奪いに行く。しかしその後も引き気味に試合を展開しカウンター攻撃を狙う広島に対し、なかなか決定機を作れない。逆に35分、広島のエース佐藤(寿)に青山からのボールをうまく決められ、先制点を許してしまう。その後も鹿島は攻められるシーンが多く、どこかチグハグとした状態のまま、前半を終えた。
 
 
 
後半に入ると、暑さと連戦の疲労で運動量が落ちた鹿島は、広島が得意とする早いパスワークから何度もゴールを脅かされる。「相手からボールを奪う時にチームが連動してプレスをかけることが出来なかった」と試合後、パクが語ったように悪循環に陥ったチームは必要以上に走らされてしまう。するとオリヴェイラ監督は疲れの見える前線の2人を代えフレッシュな大迫、佐々木を投入しチームの活性化を図る。
 
 
そして67分、入ったばかりの大迫にこの試合最大の決定機が生まれる。右サイドに位置する野沢からの低い弾道のクロスに中央で待ち構えていた大迫が反応し、体をひねりながらヘディングシュート。これはわずかにゴール上に外れるも、このプレーをきっかけに試合の流れが徐々に鹿島へと傾き始める。勢いに乗った佐々木、大迫の2トップが前線で果敢に動き回りゴールを狙うが、引いて守る広島守備陣に最後の仕事をさせてもらえない。終盤には岩政を前線に上げパワープレーでゴールを狙うも最後まで広島の守備を崩せず、0-1のまま試合終了となった。
 
 
 
この敗戦により、3月22日の第3節広島戦からスタートした鹿島のリーグ無敗記録は17でストップ。さらにビッグアーチでは2001シーズンのセカンドステージ最終節以来、8年ぶりとなる黒星を喫してしまった。コンディション調整の難しい日程が続く中、ここ4試合で2分2敗と勝ちきれないゲームが続く。前人未踏のリーグ3連覇へ向け、次の試合まで2週間空くこの中断期間にしっかりとチームを立て直すことが最優先課題となりそうだ。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・サイドで数的優位を作って崩すこと
・守備は全員が連動してボールを奪え
・マークは明確にすること
サンフレッチェ広島:ペトロヴィッチ監督
  ・試合は90分間。後半は新しいスタート。続けること
・疲れてきたところでしっかりと頭を使って行こう
・落ち着いてボールを動かすこと
・次の1点をとりに行こう
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  今日、負けはしたが、僕はすばらしい選手を抱えていることを光栄に思う。皆さんご存知の通り、あらゆる条件がある中で、あれだけ圧力をかけて戦って、後半は相手がDFの選手を交代で入れたにも関わらず、ほとんど相手陣内で戦っていた。そのことに対して、僕は改めてすばらしい選手を抱えていると思ったし、信頼が深まった。今、僕の目の前には明るい光が広がっている。
サンフレッチェ広島:ペトロヴィッチ監督
  今日はリーグ戦のなかでもかなりレベルの高い1戦だったと思う。鹿島は水曜日にナビスコで川崎と戦って体力的に厳しいと思われたが、今日戦ってみて本当にすばらしいチームだと思った。しかしながら今日は、我々が一歩前進した姿を見せれたと思う。ただ、今日の勝利に浮かれることなく、地に足をつけてやっていきたい。
 

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