2009Jリーグ ディビジョン1 第2節
vsアルビレックス新潟
2009.3.15(日)14:03キックオフ
 
会場:東北電力ビッグスワンスタジアム ・観衆:37,808人・天候:曇時々雨
鹿島アントラーズ vs アルビレックス新潟
1 0 前半 2 2
1 後半 0
89分:岩政 大樹 得点
(アシスト)
9分:矢野 貴章
12分:ペドロ ジュニオール
42分:伊野波 雅彦
46分:小笠原 満男
76分:マルキーニョス
84分:ダニーロ
警告  
  退場  
45分:IN:小笠原 満男
    (OUT:新井場 徹)
45分:IN:田代 有三
    (OUT:興梠 慎三)
75分:IN:大迫 勇也
    (OUT:本山 雅志)
交代 75分:IN:チョウ 永哲
    (OUT:大島 秀夫)
89分:IN:千葉 和彦
    (OUT:松下 年宏)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
新井場 徹 DF 7
青木 剛 MF 15
本山 雅志 MF 10
ダニーロ MF 11
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
パク チュホ MF 35
増田 誓志 MF 14
小笠原 満男 MF 40
田代 有三 FW 9
大迫 勇也 FW 34
 
アルビレックス新潟
北野 貴之 GK 1
内田 潤 DF 17
千代反田 充 DF 5
永田 充 DF 6
ジウトン DF 29
本間 勲 MF 15
マルシオ リシャルデス MF 10
松下 年宏 MF 7
矢野 貴章 FW 11
大島 秀夫 FW 16
ペドロ ジュニオール FW 9
 SUB
黒河 貴矢 GK 22
中野 洋司 DF 2
酒井 高徳 DF 24
千葉 和彦 MF 3
ディビッドソン 純マーカス MF 4
田中 亜土夢 FW 23
チョウ 永哲 FW 20
 
新潟に1-2と悔しい敗北。悪い流れを断ち切れず
 
ACLでの惨敗後ということで是が非でも勝ちたかった鹿島だがたった3分間で2失点を喫し、新潟に2004年10月17日以来となる勝点3を献上するという悔しい結果に終わった。
 
 
序盤からホームサポーターの圧倒的な声援に後押しされ、前へ出る新潟に攻め込まれる。そして9分からの3分間で早々と2失点を喫してしまう。先ずは松下のFKから矢野にバッグヘッドで先制点を許す。そして12分には自陣でのミスからペドロ ジュニオールに決められ、2失点目を献上した。先週水曜のACLで水原三星に1-4と完敗したこともあり、この試合は絶対に負けられない鹿島はここから劣勢を盛り返そうとするも、らしからぬパスミスやトラップミスが目立ち、ボールをつなげられない。逆に30分、ゴール前で猛攻にさらされ、万事休すかと思われたが、ここは曽ヶ端が中心となり守りきって、何とか2点ビハインドのまま、前半を終えた。
 
 
そしてハーフタイム、この劣勢を挽回すべく、オリヴェイラ監督は奇策とも言える交代のカードを切る。新井場に代え小笠原、興梠に代え田代を入れ、そして左サイドバックにはダニーロを配置する攻撃的布陣で後半に臨んだ。
 
 
 
その指揮官の思いが通じたのか、鹿島は後半、最初の45分間とは全く別のチームかと思われるほど、アグレッシブに前へ出る。防戦一方となる新潟がはじき返したセカンドボールも奪い、次から次と攻めに出るが、フィニッシュにつなげることができない。55分、中盤でのボール奪取からマルキーニョスが抜け出し、中央で待つ野沢に絶妙なグラウンダーパスを送るも、野沢の放ったシュートは相手DFに止められる。
 
 
その後もゴールを奪おうと果敢に攻める鹿島だが、新潟の堅い守備に手を焼く。75分には本山に代え、これがリーグ戦初出場となる大迫を前線に投入、攻めの手をより一層分厚くするが、逆に新潟のカウンターを食らうなど主導権を取り戻せない。大迫も初出場とは思えないほどの鋭い動きで新潟DF陣を崩しにかかったが、結局、反撃は終了間際に岩政が意地で決めたヘディングシュートの1点のみ。先週水曜の水原三星戦に続いて、またしても早い時間帯に先制され、敗北してしまった。
 
 
 
しかし、小笠原が45分間プレーしたことや大迫がチャンスを作り出すなど次に向けて明るい材料もあった。「全員が試合に出るために準備して、勝てるようにやるだけ」。試合後に完全復帰が目前となった小笠原は力強く語った。全冠制覇のためにも今やるべきことをしっかりやることが重要だろう。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
相手は守備を固めるだろうから、サイドチェンジを多くして、相手を揺さぶれ。
カウンターに十分注意すること。
慌てずにゲームを進めること。
アルビレックス新潟 :鈴木 淳監督
  全体的に修正することはない。このまま続けること。
攻守の切り替えを早く、プレッシャーを忘れないこと。
もう一度、立ち上がりに集中しよう。
絶対に勝つぞ!
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  今日は前半で0-2というビハインドになり、精神的にショックを受けたので、何かしら治療をしなければいけなかった。そこでハーフタイムに田代選手と小笠原選手を投入した。後半は少し良くなって、戦う姿勢を見せることができたと思う。小笠原選手に関しては、浦和戦で10分、水原三星戦で25分、今日は45分出そうと決めていた。早くチームにフィットさせるために、いろんなプロセスを考えている。短い時間で続けての失点は、自分たちでも短い時間に点を決めることはあることだし、試合をやっていれば得点することも失点することもある。常にプラスを求めてやっているが、今日は相手のメリットが大きかった。
アルビレックス新潟 :鈴木 淳監督
  前半は良い内容だったと思う。出だしが良かったし、奪ったボールも相手ゴールに運ぶことができていて、2得点を取ることができた。後半は押し込まれる場面も多くなったが、センターバックの2人が相手の2トップやサイドからのクロスのマークを最後までがんばってくれた。2-0のまま終わらせなければいけないゲームだったが、ロスタイムに1失点をしてしまい、そこは反省しなければいけない。この失点で後味の悪いゲームになってしまった。
 

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