2009Jリーグ ディビジョン1 第15節
vs大分トリニータ
2009.6.28(日)16:05キックオフ
 
会場:九州石油ドーム・観衆:20,391人・天候:晴
鹿島アントラーズ vs 大分トリニータ
2 0 前半 0 1
2 後半 1
61分:小笠原 満男(野沢 拓也)
72分:岩政 大樹
得点
(アシスト)
54分:清武 弘嗣
  警告 12分:森重 真人
60分:家長 昭博
  退場  
60分:IN:新井場 徹
    (OUT:パク チュホ)
81分:IN:中田 浩二
    (OUT:本山 雅志)
83分:IN:ダニーロ
    (OUT:マルキーニョス)
交代 77分:IN:高松 大樹
    (OUT:高橋 大輔)
78分:IN:金崎 夢生
    (OUT:清武 弘嗣)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
新井場 徹 DF 7
中田 浩二 MF 6
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
大迫 勇也 FW 34
 
大分トリニータ
西川 周作 GK 1
森重 真人 DF 6
上本 大海 DF 22
藤田 義明 DF 33
エジミウソン MF 5
西山 哲平 MF 7
鈴木 慎吾 MF 11
高橋 大輔 MF 20
清武 弘嗣 MF 28
ウェズレイ FW 10
家長 昭博 FW 14
 SUB
下川 誠吾 GK 16
坪内 秀介 DF 2
金崎 夢生 MF 8
宮沢 正史 MF 32
梅田 高志 MF 34
高松 大樹 FW 13
前田 俊介 FW 19
 
キャプテン小笠原が意地の同点弾!! リーグ戦7連勝で首位の座をがっちりキープ!!
 
悔やんでも悔やみ切れないACL敗退から4日後、リーグ最下位の大分に先制される苦しい展開ながらも、キャプテン小笠原のACLでの汚名を晴らす同点弾、そして岩政の逆転ゴールで1-2と貴重なアウェイでの勝利を得た。リーグ戦7連勝となるこの勝利で勝点を35とした鹿島は2位の新潟に7差をつけ、首位の座をキープ。またこの試合で曽ヶ端がJ通算250試合出場を記録し、勝利に華を添えた。
 
 
 
序盤、ここまで11連敗で最下位ともう後がない大分に5バック気味の布陣で守られ、なかなか攻撃のリズムを作ることができない。その中でも興梠やマルキーニョスが得意のドリブルやパスワークで得点機をうかがう。18分、自陣でボールを奪った小笠原が起点となったカウンター攻撃ではマルキーニョスがシュートまで持ち込むが惜しくも得点にはならなかった。そしてこの日の鹿島を苦しめたのは、九石ドームのピッチコンディション。「踏ん張れなかった」と試合後にパクが語ったように、劣悪なピッチに悪戦苦闘を強いられた。
 
 
 
結局、前半は0-0で折り返したが、後半開始直後の54分、ゴール前の混戦から清武に押し込まれ、先制を許してしまう。ACL敗退のショックからいまだ立ち直れずと思われたが、今日の鹿島はここでくじけることがなかった。
 
 
 
そして鹿島を同点に導いたのは4日前、痛恨の退場を強いられたキャプテンの小笠原だった。「先制点を許してしまったのだから、点を取りに行かなければいけない状況になった」と試合後語った小笠原だったが、失点のわずか7分後、野沢のクロスをダイレクトで合わせる豪快なボレーシュートでスコアを1-1のタイとした。
 
 
これで勢いに乗った鹿島は72分、小笠原のCKからこぼれ球を岩政が押し込み、2-1と逆転する。その後、高松、金崎を送り込み必死に攻め上がる大分をリーグ最少失点を誇る鉄壁のDF陣が落ち着いた守備で抑え込み、2-1と嬉しいアウェイでの勝利を飾った。
 
 
 
「Jリーグで優勝して来年こそは、という思いが、ある」。4日前、まさかの退場でACL敗退の引き金を図らずも引いてしまったキャプテン小笠原が、自身の同点ゴールでその悪夢を振り払った。勝点を35とのばし、2位新潟との差を7とした鹿島は首位の座をがっちりとキープ。今まで誰も成し遂げたことのなかったリーグ3連覇へ向け、「常勝」鹿島は再び走り出した。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  ACL・ソウル戦から中3日だが、メンバーを変えることはまったく考えなかった。日数的に回復できると思っていたし、そういうことを徹底してやってきた。選手たちもそのことを意識してやってきてくれたと思う。当然ながら、今日の気温や湿度を予測するのは難しいし、消耗も激しかったが、相手よりも運動量は上回っていたと思う。特に終盤、相手を上回って、何度もカウンターでチャンスを作ることができていた。先制されたが、そのことで選手たちの気持ちや意欲が増したと思う。先制をされてもそういうふうに良い方向に気持ちが向いていけばいいと思う。
大分トリニータ:シャムスカ監督
  良い内容の試合だった。同じレベルで戦うことができた。相手は1試合少ない状況で2位と勝点7差のチームなので、もちろんタフな試合になると思っていた。我々はこれから全てを勝っていかないといけないという状況だが、今日は厳しかった。負けたことはつらい。先制をすることができたが、相手のプレッシャーに耐えることができなかった。鹿島はただの相手ではないし、先制点を許しても勢いよく攻めてくる。我々がブロックできるところもあったが、できないところもあった。とにかく、1試合勝つだけではなくて、4試合など連続して勝つことで、チームに勢いが出てくると思う。
 

TOPへ戻る