2009Jリーグ ディビジョン1 第14節
vsジュビロ磐田
2009.6.20(土)16:04キックオフ
 
会場:カシマサッカースタジアム・観衆:21,841人・天候:曇時々晴
鹿島アントラーズ vs ジュビロ磐田
1 1 前半 0 0
0 後半 0
38分:興梠 慎三(野沢 拓也) 得点
(アシスト)
 
  警告  
  退場  
59分:IN:ダニーロ
    (OUT:本山 雅志)
78分:IN:大迫 勇也
    (OUT:興梠 慎三)
85分:IN:中田 浩二
    (OUT:野沢 拓也)
交代 63分:IN:松浦 拓弥
    (OUT:西 紀寛)
63分:IN:カレン ロバート
    (OUT:成岡 翔)
86分:IN:犬塚 友輔
    (OUT:上田 康太)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
新井場 徹 DF 7
中田 浩二 MF 6
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
大迫 勇也 FW 34
 
ジュビロ磐田
川口 能活 GK 1
駒野 友一 DF 5
大井 健太郎 DF 4
茶野 隆行 DF 3
山本 脩斗 DF 20
那須 大亮 MF 6
上田 康太 MF 27
西 紀寛 MF 11
ジウシーニョ MF 8
成岡 翔 FW 10
前田 遼一 FW 18
 SUB
八田 直樹 GK 31
鈴木 秀人 DF 2
加賀 健一 DF 15
ロドリゴ MF 16
犬塚 友輔 MF 17
松浦 拓弥 MF 24
カレン ロバート FW 22
 
興梠の今季5点目で磐田に1-0と勝利!! リーグ戦6連勝を飾る!!
 
約1ヵ月ぶりとなるリーグ再開初戦は、興梠の今シーズン5点目となるゴールで1-0と磐田から勝利した。中断期間をはさみリーグ戦6連勝を飾った鹿島だが、磐田戦では03年のファーストステージ以来、リーグ戦13試合連続負けなし(10勝3分け)となった。
 
 
 
「久々の試合だから試合への入り方が大事」と試合前に本山が語ったように、鹿島は試合序盤、ワンタッチのパスや大きなサイドチェンジで相手DF陣を揺さぶり、磐田の出方をうかがう。すると21分、そのサイドチェンジからチャンスが生まれる。右サイドの本山から逆サイドのパクへボールが渡る。そして、パクがそのまま前線に持ち込み、強烈なミドルシュートを放つ。これは惜しくもGK川口のファインセーブに合い、ゴールとはならなかったが早い時間帯でのゴールを予感させた。
 
 
 
また、「代表では悔しい思いをしたし、その気持ちをリーグ戦で爆発させたい」と言って、この試合に臨んだ興梠がスピードあるドリブルで相手DFを振り切りシュートを放つなど、調子の良さを発揮した。すると38分、その興梠のゴールが決まり、鹿島が欲しかった先制点を奪う。見事なパスカットから小笠原が左サイドにいるマルキーニョスへパスする。マルキーニョスはそのまま前線の野沢に流し、ボールキープした野沢が相手DFを引きつれ、ゴール前へグラウンダーで送る。これに反応した興梠が倒れ込みながら押し込み、鹿島が1-0とリードをして前半を終えた。
 
 
後半に入ると、一転、磐田に攻め込まれるシーンが多くみられる。54分、55分と立て続けにゴールを脅かされるが伊野波や岩政ら守備陣が懸命な守備を見せ、磐田に同点を許さない。逆に追加点が欲しい鹿島は83分、右サイドの野沢が中央へクロス。これをフリーで待ち構えていた大迫が右足で合わせるも、ボールはバーの上に外れてしまい惜しくも追加点にはならなかった。
 
 
 
約1か月ぶりの試合のため、疲労の色が隠せない選手たちに対し、オリヴェイラ監督は「綺麗なプレーはいらない。勝てばいい」とハーフタイムに指示。幾度となくゴールを脅かされた鹿島だが、監督の指示通り選手全員が体を張って守り、総力戦で勝利を手にした。
 
 
 
これで、鹿島は中断期間をはさみリーグ戦6連勝。公式戦16戦負けなし(13勝3分)と盤石の強さを見せつけた。「苦しい試合だったけど、みんなで我慢して戦った。なにより勝点3を奪えたことが大きい」。試合後、そうパクが語ったように、厳しいJヴィレッジでのキャンプを経て選手たちはまたひとつたくましく進化した。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・最終ラインからのビルドアップに十分注意すること。出来るだけセーフティーにやろう。
・最後まで集中(注意)して戦うこと。
ジュビロ磐田:柳下正明監督
  ・コンパクトにしてセカンドボールを拾うこと。
・攻め込んだ時、相手のカウンターに注意しよう。
・幅を持った攻撃をしていこう。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  うちのホームでの試合ではよく見られることだが、昨年も含め、ジュビロとの試合でも相手が守備的でやってきて失点しないよう、攻撃の枚数を減らすなどカウンター1本で狙ってくる戦法が多い。その中で我々は2回の大きなチャンスから1本を得点のチャンスに結び付けられた。相手の思う形にするのではなく、我々がセーフティーにやることが大事。しかしながら常に我々は2点、3点を狙っている。ただ、相手があってこそのゲームなので毎回それができるわけではない。中断明けからトップの状態に持っていくのは難しい。チームが少しずつ微調整をしながらやっていけば徐々に結果はついていくもの。昨年の教訓や今までやってきたことを選手も取り組んで理解してくれている。これから徐々に本来のやりたいサッカーに戻していきたい。
ジュビロ磐田:柳下正明監督
  前半からアントラーズに押し込まれる機会は多いだろうということは予想していたが、選手たちは粘り強く、バランスよく守備を行っていたと思うし、20分までは決定的なチャンスも与えることなく上手くやれていたと思う。それからなかなか攻めこむことができずにバランスを崩された時に失点をしてしまった。これはアントラーズのサッカーの展開通りだったのでは。後半は選手たちも積極的にゴールを目指してチャンスつくった場面も多く作れていたので次に活かしていきたい。早くリカバーして次の試合に臨みたい。
 

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