2009Jリーグ ディビジョン1 第13節
vsガンバ大阪
2009.5.24(日)13:03キックオフ
 
会場:万博記念競技場 ・観衆:19,092人・天候:晴
鹿島アントラーズ vs ガンバ大阪
1 1 前半 0 0
0 後半 0
16分:中田 浩二 得点
(アシスト)
 
13分:中田 浩二
89分:曽ケ端 準
警告 84分:山口 智
  退場  
54分:IN:増田 誓志
    (OUT:本山 雅志)
68分:IN:ダニーロ
    (OUT:中田 浩二)
80分:IN:田代 有三
    (OUT:大迫 勇也)
交代 45分:IN:安田 理大
    (OUT:宇佐美 貴史)
70分:IN:パク ドンヒョク
    (OUT:下平 匠)
80分:IN:播戸 竜二
    (OUT:ルーカス)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
伊野波 雅彦 DF 19
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
中田 浩二 MF 6
本山 雅志 MF 10
野沢 拓也 MF 8
マルキーニョス FW 18
大迫 勇也 FW 34
 SUB
小澤 英明 GK 1
大岩 剛 DF 4
新井場 徹 DF 7
ダニーロ MF 11
増田 誓志 MF 14
田代 有三 FW 9
佐々木 竜太 FW 17
 
ガンバ大阪
藤ヶ谷 陽介 GK 22
橋本 英郎 DF 27
中澤 聡太 DF 2
山口 智 DF 5
下平 匠 DF 19
明神 智和 MF 17
遠藤 保仁 MF 7
佐々木 勇人 MF 16
ルーカス MF 9
チョ ジェジン FW 18
宇佐美 貴史 FW 33
 SUB
松代 直樹 GK 1
高木 和道 DF 4
パク ドンヒョク DF 6
安田 理大 MF 13
倉田 秋 MF 20
武井 択也 MF 25
播戸 竜二 FW 11
 
中田、5年ぶりのJゴール!! 鹿島、首位でリーグ中断を迎える。
 
小笠原の累積警告での出場停止を受け、代役として242日ぶりに先発復帰を果たした中田が自らの復活を祝うゴールを決め、ライバルG大阪からの勝利に大きく貢献した。また、2004年6月13日の広島戦(Jリーグ1stステージ第12節)以来、約5年ぶりとなる中田のゴールを守りきった鹿島は首位の座もキープし、最高の形でリーグ中断期間に入る。
 
 
 
序盤、アウェイながら野沢、本山を中心に積極的に攻撃を仕掛ける。また小笠原不在の中盤では、242日ぶり先発復帰の中田がうまくバランスを取り、鹿島ペースのゲームを作り出す。
 
 
 
そして16分、その中田が自らの先発復帰を祝う先制ゴールを決める。本山から内田、そしてまた本山とボールをつなぎ、最後は中田がG大阪ゴールにボールを押し込んだ。この早い先制点で鹿島は試合を有利に進めた。
 
 
 
その後、早く同点にしたいG大阪に攻め込まれる場面も多くなるが、曽ヶ端ら守備陣が余裕を持った対応を見せる。特に30分過ぎには遠藤、チョと立て続けに一対一となるが、相手の拙攻にも助けられ、曽ヶ端はゴールを許さない。そして前半ロスタイムにも中盤でのパスミスから遠藤をゴール前でフリーしてしまうが、いち早く反応し、シュートを防いだ。結局、1-0と鹿島がリードし、前半を終えた。
 
 
 
後半に入り、より一層攻めに出てくるG大阪に対し、中盤と最終ラインでうまくバランスを取って完成度の高い守備を見せる。また、一瞬の隙を突き、カウンターでG大阪ゴールを脅かす場面も多く、追加点への期待感もあった。特に46分の中田の右足シュート、66分の青木の左足シュートは惜しくもゴールには至らなかったが、調子の良さが感じられるシーンだった。
 
 
また、鹿島は気持ちでもG大阪に負けなかった。61分、右サイドを破られ決定的なピンチを招くも安田のシュートをこの日キャプテンマークをつけた岩政が体を張って防ぐ。さらに81分にはチョのループシュートがクロスバー直撃と運をも味方につけ、90分を戦い抜き無失点で切り抜けた。
 
 
ライバルG大阪とアウェイゲームという厳しい条件ながら、リーグ中断期間前最後の試合を勝利で飾った鹿島。勝点も29に伸ばし首位の座をキープしたまま、約2週間のオフに入る。「中断明けからもずっと厳しい戦いが続く」と試合後、中田が語ったように「全冠制覇」に向けてしっかりと休息を取り、リーグ再開を待ちたいところだ。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・ポジションチェンジする相手のマークをしっかりつかめ。
・相手は攻撃的に来るだろうから、カウンターを狙え。
・最後まで集中して頑張れ。
ガンバ大阪:西野朗監督
  ・追わなきゃ行けない状況。さらにアタッキングサードに進入する状況を作ること。
・もっと2列目、3列目から飛び出して行け。
・ここから更に行かなければいけない。このままで終わるな!
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  結果には非常に満足している。連戦の中ということを考えるとチームパフォーマンスも非常に良かったと思う。G大阪という日本ではトップレベルの選手たちを揃えた素晴らしいチームとは、厳しい試合になると考えていた。入り方を上手くできたし、立ち上がりにもいくつかチャンスがあってそのうちのひとつを決めることができた。もちろん押される時間も予想されたが、我慢強くやることが大事だと思っていた。ひとつ残念だったのが、何度か上手くできていたカウンターのなかから追加点を奪えなかったこと。でも、この連戦の中でG大阪というチームに勝てたことは非常にすばらしいことだと思っている。
ガンバ大阪:西野朗監督
  くやしいですね。選手たちはみんなタフに戦ってくれた。とにかく今日は、総合力でアントラーズに向かっていって、やっぱりディフェンスが強いなと思った。かなり押し込んだ時間もあったが、最後を割らしてもらえなかったし、メンバーチェンジをしたり、システム変更をしたりしたが、それ以上にアントラーズのディフェンス力が強かった。決して悪い内容ではなかったが、得点が奪えなかった。シーズンの3分の1を終えて、ディフェンス力のあるチームは崩せないということが分かった。これからはバランス良く攻撃力を上げられるようにやっていきたい。
 

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