2009Jリーグ ディビジョン1 第12節
vs柏レイソル
2009.5.16(土)16:04キックオフ
 
会場:日立柏サッカー場 ・観衆:10,651人・天候:曇
鹿島アントラーズ vs 柏レイソル
2 2 前半 0 1
0 後半 1
8分:興梠 慎三(小笠原 満男)
11分:興梠 慎三(小笠原 満男)
得点
(アシスト)
50分:大津 祐樹
21分:小笠原 満男
77分:小笠原 満男
82分:マルキーニョス
警告 0分:澤 昌克
54分:石川 直樹
60分:山根 巌
89分:小林 祐三
77分:小笠原 満男 退場  
64分:IN:中田 浩二
    (OUT:本山 雅志)
79分:IN:新井場 徹
    (OUT:興梠 慎三)
89分:IN:田代 有三
    (OUT:マルキーニョス)
交代 45分:IN:大津 祐樹
    (OUT:澤 昌克)
73分:IN:永井 俊太
    (OUT:栗澤 僚一)
79分:IN:李 忠成
    (OUT:山根 巌)
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
曽ケ端 準 GK 21
内田 篤人 DF 2
岩政 大樹 DF 3
大岩 剛 DF 4
パク チュホ DF 35
青木 剛 MF 15
小笠原 満男 MF 40
本山 雅志 MF 10
増田 誓志 MF 14
興梠 慎三 FW 13
マルキーニョス FW 18
 SUB
小澤 英明 GK 1
新井場 徹 DF 7
後藤 圭太 DF 31
中田 浩二 MF 6
遠藤 康 MF 25
田代 有三 FW 9
大迫 勇也 FW 34
 
柏レイソル
菅野 孝憲 GK 33
蔵川 洋平 DF 23
古賀 正紘 DF 5
小林 祐三 DF 13
石川 直樹 DF 4
栗澤 僚一 MF 28
山根 巌 MF 18
鎌田 次郎 MF 2
菅沼 実 FW 15
澤 昌克 FW 8
北嶋 秀朗 FW 9
 SUB
南 雄太 GK 21
近藤 直也 DF 3
阿部 嵩 MF 19
大谷 秀和 MF 7
永井 俊太 MF 17
李 忠成 FW 20
大津 祐樹 FW 27
 
興梠の2ゴールの活躍で柏に2-1と勝利!! 盤石の強さで首位をキープ!!
 
興梠が2ゴールの活躍を見せ、柏に2-1と勝利した。後半は、小笠原の退場で数的不利な状態となるが、全員で体を張った守備を最後まで見せ、勝点3を獲得した。また、この試合で中田が2008年10月1日のJリーグ第26節大宮戦以来のリーグ戦出場で復帰を果たし、勝利に華を添えた。
 
 
試合序盤、鹿島は早速試合を動かす。8分、ペナルティエリア正面で得たFKを小笠原が蹴ると、このボールに反応した興梠がヘディングでゴールへと流し込み欲しかった先制点を得た。この先制点で勢いに乗った興梠は、その3分後に小笠原からのラストパスを受けると相手DFを背負いながら素早く反転しシュートを放つ。これがゴール右隅に突き刺さり、鹿島がリードを2点とする。
 
 
早い時間で点を奪えたことにより、試合を有利に展開する鹿島。13分には、累積警告で出場停止の野沢に代わり先発出場した増田が前線へと攻め立てる。しかし、増田が放ったシュートは惜しくもGKにはじかれ、追加点とはならなかった。守っても大岩や岩政らのDF陣が落ち着いた対応を見せ、前線からの速いプレスで攻撃を仕掛ける柏に決定的な仕事をさせない。そして、鹿島は2点リードのまま前半を終えた。
 
 
 
後半に入り攻撃的な布陣に変更した柏に対し、鹿島は一瞬の隙を突かれてしまう。50分、菅沼からのパスに走り込んだ大津にゴール右隅に決められ、1点差とされる。さらにその直後、左サイドからのFKを石川にヘディングで落とされ、最後は古賀にゴールへと押し込まれるも、これはオフサイドの判定。ここで鹿島はピンチを逃れたが、試合の流れは完全に柏へと傾いた。
 
 
柏に勢いをつかせてしまった鹿島は64分、本山に代え中田を投入。「ドタバタしていたので試合を落ち着かせることを考えてプレーした」と中田が試合後に語ったように、この采配により試合の流れが徐々に鹿島へと戻り始めた。しかしそう思ったのもつかの間、77分に小笠原が左サイドで大津を倒し、この日2枚目のイエローカードで退場処分となってしまった。残り時間を10人で戦うこととなった鹿島は、興梠に代え新井場を投入し、中盤を厚くして1点を守り抜く姿勢を見せる。その後も何度かピンチを迎えたが、最後まで全員が体を張った守備を見せ、アウェイで貴重な勝点3を獲得した。
 
 
 
苦しみながらもこれで4連勝を飾った鹿島は、勝点を26に伸ばして首位をキープした。約7ヶ月ぶりにリーグ戦出場を果たし、完全復帰した中田。そしてスタメンで出場し、野沢の不在を感じさせない活躍を見せた増田。チーム内のポディション争いはこの先、さらに激化しそうだ。 3月15日の新潟戦に敗れて以来、鹿島は、2ヶ月間負けなしという最高の形で、ACLグループリーグ1位通過を賭けた運命の上海申花戦に臨む。
 
 
 
監督コメント
<ハーフタイム>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
・リードしている状況の中で、守備のバランスに注意して試合を進めるように。
・相手は前に出てくるので、背後のスペースを狙え。
柏レイソル:高橋真一郎監督
  ・バイタルエリアの相手を抑えよう。
・攻撃は空いているスペースをどんどん突いて前に出よう。
・下を向く必要はない。残り45分全力で戦う。
 
<試合終了>
鹿島アントラーズ:オズワルド・オリヴェイラ監督
  今日はタフで厳しい試合になるとは予想していた。早い段階で得点をすることができたが、その後のゲームマネージメントをすることは当たり前のことで、それもチームとしてできていた。やるべきことが選手たちの中で理解できている。
10人になってからは、相手がサイドを使ってきたので、そこを徹底的に抑えるようにしていた。
(中田選手について)
彼の復帰が待ち遠しかったが、選手生命などを考えてもしっかりと強化した上で出場をさせなければならない。これからも徐々に試合に出していきたいと思っている。また、近い将来に頭から出場できると信じている。
(興梠選手について)
彼はすばらしい能力を持っているが、まだ出し切れていない部分がある。いろいろと細かく要求していることに対して、少しずつ応えてくれている。まだ伸び幅はあるし、もっともっと成長していってほしいと思っている。
柏レイソル:高橋真一郎監督
  後半の戦いを最低限できるようにしないといけない。後半は選手も戦ってくれて、前節のG大阪戦のようなふがいないものにはならなかったが、点がとれなかった。前半に2失点をしたが、後半は良く立ち直ってくれた。1点、2点ととれれば良かったが、まだ力が足りない。
前半は2トップを怖がってディフェンスのラインが下がってしまった。細かくラインコントロールをしようと後半に入って、かなり修正できていたと思う。
 

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